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向田さんのトマトの青じそサラダ

 きょうで8月も終わり。明日からまた学校ですね。

 葛飾区の学校では25日が始業式ということでしたが、この辺の学校も28日から始まっているようです。もっとも、10月に数日間の秋休みがあるそうですが、それならいっそ31日まで休みにしてくれたら…、と思ってしまいます。何しろ、宿題は27日からが勝負の子どもでしたので…。(26日が誕生日なのでそれまではやりたくなかったのです。でも、25日までにすませて26日はゆったりするというのはいま気がつきました!)

 そんなわけで、絵日記もまとめ書き。いまだ、この更新日もカレンダーを見るとすかすかですが、これでも子ども時代に比べればいいほうです。おまけに、このブログの操作が私にとっては少し特殊で、ある操作をすると、ワードやメールでは問題ないのですが、それまで書いた全文がパッと消えてしまうのです!!! すでに5~6回、それも最後のあたりで消えてしまったことがあったのですが、実はきょうも全滅してしまったところです。ですから、書いている本数は実際よりも多い!のです。

 まるで夏休みの宿題が片付かない言いわけをしている気分ですが、先日「向田さんのこと」でふれた「ままや」の「トマトの青じそサラダ」のお問い合わせがありました。仕舞いっぱなしになっていましたが、『向田邦子の手料理』(講談社)という本がありますので、ご紹介いたします。

 *トマトの青じそサラダ (4人分)
  トマト4個、青じそ12枚
  ドレッシング(ごま油大さじ3と1/2, 酢大さじ2と1/2、しょうゆ大さじ1、塩・うま味調味料各少々)
 ①トマトはヘタをくり抜き、すわりがよいように底を平らに落とし、放射状に6等分する。
 ②ドレッシングの材料をあわせ、青じそはせん切り。
 ③器にトマトを盛り、ドレッシングをかけ、青じそを散らす。

 このトマトのサラダは、向田さんと妹さんの「ままや」では黒い土物のお皿にサラダ菜を敷き、その上に盛られていました。友だちの一人は、桃太郎というトマトの品種や見た目も桃のような感じがあったせいか、「桃太郎サラダ」と呼んでいました。
 
 実は、向田さんのレシピを確認して初めて、ドレッシングのレシピがわが家とはちがうことに気がつきました。それもそのはずで、向田さんのレシピの本はずっと買いそびれていて、私のものは2001年版。向田さんのレシピを知らなかったので、わが家の和風ドレッシングはずっと、ごま油と酢、しょうゆが1:1:1。これは、たしかテレビで見た村上祥子先生のレシピです。買ったのが2001年だったとしても、すでに10年間1:1:1のレシピで満足していたので、あらたに確認もしていなかったのでしょう。
 
 こんど向田さんのレシピも試してみますが、1:1:1のレシピは、飽きがなく、おすすめです。変化をつけたければ、しょうがやすりごまを足したり、しょうゆをそばつゆに変えるなど、応用が効くのです。何より、忘れようと思っても忘れられない簡単なこと!これなら夫にも作れるので、頼むとしみじみ「黄金率だね~」と言って、材料をジャムの空き瓶に入れ、しゃかしゃかやってくれます。(もちろん、いろいろなサラダに使えます。)
 
 蛇足ですが、トマトは家では輪切りです。櫛形よりも輪切りのほうがドレッシングがかかる断面が多いせいでしょうか。また、青じそがなければ、水にさらしたたまねぎやパセリ、バジルとそのときそのときで作っています。  
 
 暑いときには特におすすめです。私も必ず「ままや」に行くと頼んでいました!
 
 なお、「ままや」はもう閉められたそうです。テレビで知ったときには、絶句してしまいました。

向田さんのこと

 ちょうど私の部屋から見える、向かいの公園の木槿(ムクゲ)は、まだ美しい時期ですが、ススキ(?)の穂が出始め、カツラやトチの木はもう、少し黄色くなり始めました!

 ところで、今年は遠藤周作の没後10年、向田さん(邦子)の没後25年だそうです。
 
 大学時代の夏休みは、もっぱら実家で読書でしたが、遠藤周作の文庫本を一気に読んだのも大学2年のころだったと思います。
 考えてみれば、「モミの木」を始めるきっかけが、このとき読んだ『留学』という中篇といえるかもしれません。
 実は、この登場人物の1人の、ランスの大聖堂の天使の彫刻には「中世の神的なものとルネッサンスの人間的なものが、結合した夕映えの光」を連想する、という台詞に惹かれて、3年になる前の春休みにヨーロッパに見に行ったのです。
 ところが、その天使の彫刻は、残念ながらランスの大聖堂の本物ではなく、パリの美術館のレプリカを見たせいか、私には感慨が湧かず、そのあと知ったドイツの彫刻家リーメンシュナイダーに心を奪われてしまいました。
彼のことが知りたいがために、ドイツ語ができるようになりたい→ドイツの小学校の授業→→→「モミの木」とつながりったのですが、もし、あの夏遠藤周作を読んでいなかったら…? あるいは、ランスの天使に惹かれていればドイツの家庭のお菓子ではなく、フランスの家庭のそれを作っていたかもしれません。

 こんな影響を受けた遠藤周作が没後10年というのは、迂闊なことに気がついていませんでした(たぶん、この年の8月末の同じ日に、夫の札幌転勤と、夫の大学時代の恩師であり私たちの仲人の先生が亡くなったのを聞いて、その訃報が飛んでしまったからにちがいありません)。

 一方、向田さん(親しみをこめてこう呼ばせてもらいます)の訃報は、それまで向田さんの名前も、なぜかドラマも著書もまったく知らなかったにもかかわらず、高校2年の夏からずっと心に残りました。
 きっと、訃報を聞いたのが祖母の家に泊まった朝だったこと。それも、行政書士の叔父が一仕事終えて帰ってくるなり、「向田邦子が死んだぞ。台湾で飛行機事故だってさ」と出迎えた叔母によく知っている人のような口調で言ったせいや飛行機事故という原因もあってか、その朝の蝉時雨も忘れられず、ムコウダクニコってどんなひと?と、ずっと気になっていたのです。
 その訃報で名前を知った向田さんの本を手にしたのは、やはり大学の2年のときだったと思います。
 『父の詫び状』に始まって、エッセイを次々読んでいきました。エッセイの主な舞台は、戦前から戦後にかけての向田さんの家庭ですが、時代は違っても、明治生まれの父方の祖父母と同居していたせいか、時代背景が異なって読みにくいということもなく、むしろ読み出したら止まらなくなってしまいました。授業中もこっそり読んでいましたが、思わずふきだしそうになって困ったものでした(そのあと私のお古を歯医者で読んだ母も、ふきださないよう苦労したそうです)。
 そして、すっかり向田さんのファンになった私は、学生の分際で友人や後輩とよく赤坂の「ままや」に行き、そのお惣菜もすっかり気に入って、いまでも「ままや」で覚えた「トマトの青じそサラダ」や「さつまいものレモン煮」、「人参のピリカラ煮」はよく作るというか、完全にわが家の味になっています。
 いつも8月もお盆が過ぎると、あぁ、もうすぐ向田さんの亡くなった日と意識していましたが、今年はもう没後25年と知り、最近は向田さんの本を読み返していました。
 ところで、向田さんのエッセイにはよくごはんの話が出てきます。私はごはんよりもパンという人間ですが、向田さんを読んでいるとついついおいしいおにぎりが食べたくなってしまいます。そこで、ふっと口をついて出来た句がありますが、俳句では向田さんの忌日8月22日が季語になっていないのが問題かもしれません。

 邦子忌や塩をきつめの握飯(にぎりめし)  里見 弓
 
 
 

リューカデンドロン

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 今週の「モミの木」の花です。
 
 実は、先週の初めは、残っていたコスモスに赤紫のスカビオサとアワをたしたものでしたが、24日25日とお天気がよすぎてスカビオサがぐったり。あわてて、白のワックスフラワーとリューカデンドロン、細長いタイプのケイトウを買いたして、少し野趣のあるアレンジになりました。

 「モミの木」の花は、どちらかというと、どこか散歩をしていたら見かけた、というような、野にあるような姿にまとめるようにしています。実際アフリカ原産のリューカデンドロンなど散歩の途中に見かけるはずもありませんが、言い換えれば、お茶を飲みながらくつろげる、肩の凝らないアレンジです。
 もっとも、「モミの木」自体、ドイツにいたとき暮らしたハイディーの家のような、まったく普通の家。テーブルにクロスを掛けていても、ワインの色が見やすいように白のクロスを掛けた、気の張るレストランでもありません。また、器にウェッジウッドやジノリなどを使っていても、ゴールドの縁のものはわずかで、手頃な値段のものばかり。ただ、カップを唇に当てたときの感触や飲みやすさ、丈夫さから、ウェッジウッドを中心にしています。
 そんな「モミの木」によそゆきの、ホテルのようなアレンジは似合いません。あくまでも、「ふつうの家」で「ふだんのお茶とお菓子」の場所なのです。

 ところで、リューカデンドロンという花も名前も初めてという方もいらっしゃるかもしれませんが、私もこの花との出合いは「モミの木」を始めてから。初めてその名前を聞いたとき、頭に浮かんだ文字が「龍華デンドロン」。カタカナ表記のはずなのに、すぐ龍のイメージが浮かんでしまったのです。たぶん、チューリップ型にすぼまった葉の形、それに茎や葉の先の黒みがかった赤い色から、龍の吐く炎を連想してしまったせいでしょうが、龍にはまったく関係はなく、色は赤みがない、グリーン系のものもあります。
 
 リューカデンドロンは花のように見える葉と黒みがかった赤い色のほか、持ちがいいところも好きな理由です。それに、お客さまから名前を聞かれることも多く、話のきっかけも作ってくれるありがたい花なのです。
 今回リューカデンドロンに合わせたのは、いまが時期のケイトウですが、去年の9月ごろには黒みがかった赤のガーベラと合わせていました。

 私が子どものころよく見たケイトウは、まさに鶏頭。朱色がかった鶏のとさか状のものでした。私はこの花が怖くて、近くを通るときは見ないように見ないようにと、歩いたものでしたが、最近はあまり見かけなくなりました。
 いま写真版の俳句の歳時記で昔の鶏頭を見ると、花穂の軸の扁平になった部分をかくして活ければ、エキゾチックなアレンジになるかと思います。
 よく食べ物では、子どものころ好きではなかったものが、大人になって好物になるということがありますが、花の好みにも同じことがいえるかもしれません。
 
 最後に私の句ですが、これも最近あまり見かけなくなったカンナの句があります。句会で評判がよかったもので、自分でも愛着がある句です。確か、「荒」という席題で出来ました。

 渇きをり荒地の朱(あか)きカンナほど  里見 弓 (『鷹』2005年11月号)

茶葉と紅茶グッズのセール!!

 お待たせいたしました!
 
 年に1度の茶葉ならびに紅茶グッズのセールを実店舗にて、8月24日(木)~9月3日(日)まで行います。(,勝手ながら、ネットショップではセールを行いません。)

 セール、セールといっても、たいした額ではないのですが、
 \500~\999   の商品を一律 \50引き
 \1,000~\1,999 の商品を一律 \105引き
 \2,000~\2,999 の商品を一律 \210引き
 \3,000~\3,999 の商品を一律 \315引き        といたします。
 なお、\500未満の商品のセールにつきましては、ご容赦くださいませ。

 欲しかったティーコジーがある方、どうぞ、この機会にご利用くださいませ。サイズが心配な方は、実際ご自分のポットやサイズのメモをお持ちになって、確認なさってください。
 「モミの木」のティーコジーは、すべて一つ一つ手作り。たとえ生地が同じ柄でも、デザインやサイズ、裏地やワンポイントなどを変えて、すべてが一点物になるよう製作しています。
 ティーコジーは、いまの時期はあまり必要ではありませんが、秋から春にかけてはかかせません。
 ティーコジーを使ってお茶が冷めなければ、何度もお茶を淹れる手間も省け、その分、省エネにもなるうえ、なんといっても、ゆったりとお茶が楽しめます。
 ポットのお茶の保温の役目はもちろん、テーブルコーディネートのポイントにもなります。
 ぜひ、この機会にどうぞ。
 
 また、茶葉も、ディンブラのほか、ルフナ、ヌワラエリヤも50gパック、100gパックが対象です。
 「モミの木」では、チーズケーキやくだものを使ったシュトロイゼルクーヒェン、またパウンドケーキなどにはディンブラをおすすめしているため、ルフナやヌワラエリヤをおすすめする機会があまりありませんが、どちらも大変おすすめです。
 
 まず、何か1種類試してみたいというかたには、ディンブラをおすすめしますが、
 もし、軽い飲み口よりもしっかりしたものを1つというご希望があれば、ルフナをおすすめします。
 ルフナは、ディンブラと同じく、もとはインドのアッサム種をスリランカに植えたもの。
 アッサムと同じようにボディーがある紅茶ですので、砂糖やミルクをたっぷり入れても、紅茶が負けることがありません。おまけに、あまり渋くならないため、ミルクを入れなくてもおいしく召し上がっていただけます。
 ルフナのおすすめは、本来は珈琲と相性のよい、チョコレートやナッツを使った香ばしいお菓子。(「モミの木」のお菓子では、チョコレートケーキやマフィン、バナナとくるみのシュトロイゼルクーヒェンなどです。)こういったお菓子には、ディンブラよりもルフナのミルクティー。お菓子に負けることなく、風味をいっそう引き立てます。また、くだものを使ったお菓子に合わせる場合は、お好みですが、少し軽めに淹れるといいと思います。
 なお、ルフナの茶葉は大きいため、5~6分は蒸らしてください。そのため、一刻でも早く飲みたい!という方には不向きですが、淹れてもすぐ飲めなかった場合でも渋くて困ってしまうことがありません。(ただし、使う茶葉の分量にもよります)
 詳しくは、「おいしい!紅茶の淹れ方」をどうぞ!

 ヌワラエリヤもスリランカの紅茶ですが、ディンブラなどと異なり、原種は中国種。
 同じく中国種をインドに植えたダージリンに似た風味で、青臭さもあるため、ミルクティーにはおすすめできませんが、麦茶代わりにアイスティーに作りおきするのがおすすめです。
 どうぞ、「おいしい!アイスティーの淹れ方」を参考になさってください。

 ぜひ、ぜひ、この機会にどうぞ。ゆっくりなさるお時間のない方も、お買い物だけでもかまいません。
 お待ちいたしております。

コスモスと俳句の話

ワックスフラワーとコスモス.JPG
 
 ノロノロ台風と秋雨前線のおかげで、はっきりしないのに暑い日が続いています。

 今週の花といっても、明日一日、花も私も頑張れば、月・火の定休日です。

 今週はお盆も明けたので、少し秋らしくて、また涼しげな花、そして持ちがいいというのを条件に選んだのが、ピンクのコスモスと同じくピンクのワックスフラワーです。
 
 コスモスは漢字で「秋桜」と書き、「あきざくら」「しゅうおう」ともいうように、まさに初秋の花です。
 子どものころ、お盆に祖母の家に行くと、近くの用水路に沿ってたくさん咲いていたものです。
 そんなわけで、私にとってはどうしても戸外の花のイメージ。これまで部屋に飾ったこともなかったのですが、今週の花の条件にあうのがコスモスだったのです。ただ、持ちはいいかというと、線状のごにょごにょした葉の花なので、室内ではよくない方に入りそうですが・・・?

 ピンクの小花がかわいいワックスフラワーは私の好きな花。そもそもピンクの花は、私にとって甘すぎてあまり飾ることもないのですが、いちばんコスモスらしいピンクにあう花となったら、ワックスフラワーだったのです。
 ワックスという名前の由来はわかりませんが、花が終わりになる前に、針のような葉がぽろぽろ散ってしまうのが難点。元気なうちはいいのですが、床やクロスの上に落ちた葉の始末、とならないよう、気をつけなければなりません。

 その他のグリーンは、剪定した木イチゴ(ラズベリー)とアップルミント、ヘデラです。
 ミントは地植えでは殖えすぎると聞いていたので昨年鉢植えにしたのですが、鉢の方はを処分したものの、庭に根が残っていて繁茂しているのです。地下茎で殖えるミントや木イチゴはあなどれません。いまのところ、ジャムを作るには足りず、全部私の口に入ってなくなってしまうのでいいのですが・・・。


 ところで、私の趣味の一つに俳句があります。要は、現実逃避ができるものが大好き!なのです。
 俳句を始めたのは、夫の転勤で札幌にいたとき。偶然NHKの俳句講座を見て、30分楽しんでしまい、見終わってすぐその後から俳句を作り出してしまったのです。あれから、早9年。札幌のあと住んだ市川にいたときまでは、里見 弓(さとみ ゆみ)の名で、『鷹』の句会に参加して自分でも作っていましたが、仙台に来て「モミの木」を始めてしまってからは作る余裕がまったくなくなって、いまは『鷹』を読むのみになってしまいました。
 
 西側の公園やその向こうの小山、少し行くと続く田んぼも、俳句の材料になる・・・、というのも、ここに決めた大きな理由なのですが、もったいないことをしています。

 しかし、ありがたいことに、いままでいろいろな俳句に接してきたので、頭の中にすてきな句がたくさんあるのです。そんな句を、おそらく俳句には縁のないかたがたにもお届けしたいと思います。

 というか、コスモスときて、実作者としては悔しいのですが、必ず思い出してしまう句があるのです。
 『鷹』の仲間の井上すず子さんの句です。
 
 あつまって水は水色あきざくら (『鷹』2002年12月号)

 先に、私にとってコスモスというと祖母の家の近くの用水路沿いのもの、と書きましたが、この句の場合も川べりのコスモス。(以下私の想像です) コスモスに惹かれて川面に目をやると、川の水がまさに水色をなしている。ふだん使う水は無色透明、手に掬ってみても透明な液体にすぎない。それが川となって集まれば、こんなふうに水色になる!あぁ、水はあつまって初めて水色になるのだ。

 こんな日常の小さな驚きと発見(俳句を作る身には大きな発見です)が、簡潔に「あつまって水は水色」と表現されています。また、季語のコスモスもよく目にする親しみのある花ですから、読んだ人それぞれに自分の知っている川べりに咲くコスモスの景色が浮かんでくると思います(もしかしたら、湖もありうるかもしれませんが、少し特殊ですし、「水色」ですから池や沼は無理があると思います)。

 「あつまって水は水色」、とても語呂よく、覚えやすいフレーズです。

 このフレーズと個人的な思い出の景。それに、あぁ、そうだ、確かに確かに、という共感とで、コスモスというとすぐ思い浮かんでしまうのです。


 いかがですか?俳句というとむずかしいような気がしていたものが、思わず、そうそう、と思っているうちに、すっと心の風景に飛んでしまいませんでしたか?

 これからも機会があれば、俳句の話も続けていきたいと思います。
 お時間のある方、どうぞお付き合いくださいませ。
 

おいしい!アイスティーの淹れ方

 どうぞ、この方法でおいしいアイスティーに挑戦してみてください。もし、何かわかりにくいところがありましたら、お気軽にお問い合わせください。HPにお問い合わせフォームもありますし、直接sendaimominoki@aol.comまでどうぞ。
 なお、「モミの木」のいちばん人気のディンブラを、チーズケーキお買い上げのお客さまに一袋(下記のレシピ1回分)お付けしております。
 後味すっきりのアイスティーをご自宅でもぜひ!


 *おいしい!アイスティーの淹れ方*

 出来上がり・・・・・・グラス2杯分(「モミの木」では1人分ですが、1人1杯ずつならば2人分)
 注ぐお湯の量・・・・・240cc
茶葉の量・・・・・・・・ティースプーンまたはティーキャディースプーン2杯
             茶葉が細かければすりきり、大きければ山盛り
             (ちょうど、チーズケーキにお付けしている1袋分です)
 おすすめの茶葉・・・ディンブラ(ミルクを入れても入れなくても)、ヌワラエリヤ(ミルクなしで)

※アイスティーには、出来上がりの水色(すいしょく)が白く濁りにくいため、アールグレーがよく使われますが、独特の線香のようなにおいは好みがあると思います。
 「モミの木」では、ミルクを入れても入れなくても美味しく、種々の食べ物とも相性のよいディンブラを使用していますが、ディンブラよりもタンニン(渋みの素)が少なく、水色が濁りにくいキャンディというスリランカの茶葉もあります。ただ、ミルクティーの場合は物足りないと思います。
 ディンブラはいわゆる紅茶らしい紅茶ですが、同じスリランカでも高地の産地ヌワラエリヤは、ダージリンと同様に原種の茶の木が中国種のためか、緑茶やウーロン茶に通じるような風味があります(ディンブラの原種はアッサム)。そのため、ヌワラエリヤはミルクティーにはおすすめできません。簡単な別の作り方もあります。どうぞ、お試しを!

① コラム別項の「おいしい!紅茶の淹れ方」を参考にお湯を沸かし、紅茶を淹れる。ただし、ホットの場合とは注ぐお湯の量が異なるので注意。240cc。

② 茶葉の大きさに応じてよく蒸らしたら、別の容器に紅茶を漉す。茶葉が水分を吸収するので、200ccくらいになる。

③ この半量を、氷を7~8個入れたグラスに一気に注ぐ。

④ ミルクティーの場合は、そのまま好みの量のミルクを入れて出来上がり。
  ミルクを入れない場合は、そのままでは濃いので、10~20ccの水で調節。

※ アイスティーのポイントは、紅茶を急冷すること。そのため、上記の分量では氷が7~8個必要です。少なすぎると、氷が解けすぎてしまい、味も薄く、生ぬるいものになってしまいます。
  また、白く濁らない、クリアーなアイスティーにこだわるならば、②の一手間で失敗がなくなりますが、見た目をこだわらなければ、直接氷に紅茶を注いでも大丈夫だと思います。


 **かんたん!!ヌワラエリヤのアイスティーの作り方**

① ヌワラエリヤ10gに「水」1Lを入れ、「常温」で7~8時間置く。

② 茶葉を漉して、冷蔵庫で冷やせば出来上がり。味を見て、濃ければ水で調節を。

※ ヌワラエリヤの風味が生きる、麦茶代わりにおすすめです。ミルクティーには向きません。  

残暑お見舞い&おいしい冷茶の淹れ方

ブルーベリーのカット.JPG

 残暑お見舞い申し上げます。

 「モミの木」のネットショップでは、今日から夏休みが明けて、通常どおりです。

 みなさま、お盆休みはいかがでしたでしょうか?

 私は、もっぱら読書。たまに、ひたすら物を読まないと調子が悪くなる性質なのに、読みたかった本の用意がない!かといって天気が悪くて買い出しに行く気にもなれず、積読のなかから、玉村豊男さんの未読の文庫本3冊で、パリとロンドンの気分に。
 その延長で、イギリスやフランスのお菓子のレシピを眺めて、楽しんでいました(このレシピを読むのは子どものころからの趣味。全く安上がりなのです)。

 ところで、仙台はこのお盆休み、降りそうで降らない日が続き、昨夜は雨。晴れないのに暑い!というありがたくないお天気でした。

 そんな日には、ビールもいいですが、さっぱりとした冷たい緑茶やアイスティーがおすすめです。
 
 冷たい緑茶は、いつもの分量の茶葉にいつもの分量の「水」を入れ、冷蔵庫で冷やせば出来上がり。暑いときに火も使わず、作る身にも嬉しい冷茶です。また、水出しなので、お茶の苦み・渋みよりも、甘みが出ます。 ぜひ、お試しください。(「モミの木」で緑茶は扱っていませんが、静岡の人間なので緑茶を飲んでいただけるのが嬉しいのです!)
 
 アイスティーの作り方は、別のページに掲載します。そちらもどうぞ!

 

デルフィニウム

デルフィニウム.JPG
 またまた遅くなりましたが、夏休み前の先週8月9日~11日までの「モミの木」の花をご紹介します。

 先週は「梅雨明十日」と呼ばれるような、晴れて暑い日が続きました。
 
 こんなお天気を待っていたはずなのに、少々参りぎみ。クーラーはお店の方にはありますが、自宅部分にはなし!ところが、自宅の2階が、静岡の実家や東京や市川で住んでいたマンションよりもいちばん暑い!ぜんぜん風が来ないのです。仙台自体は気温がそれほど上がっているわけでもなく、夕方はもう外に出るとほんとうに涼しいのですが、・・・。
 
 というわけで、メインは持ちがよい白のアスターを、アクセントには目にも涼しい水色のデルフィニウムにしました。
 先週は、持ちがいいということで、クリーム系のカーネーションを使いましたが、今週はアスターです。
 花を飾るといっても、経済性は無視できません。特に今の時期は、どうしても日持ちのする花でボリュームを出すことになります。
 実はあまり菊のようなタイプの花は好きではないのですが、この白のアスターは花びらの先がまるみを帯びて愛らしく、1本でこれだけのボリューム!
 デルフィニウムは、ストックやキンギョソウのように1本の茎の上部に直接花をつけるタイプがありますが、これはスプレー咲きタイプ。色も濃いブルーのものをよく見かけますが、これは一重の花びらが5枚、水色の星が散るように白いアスターのアクセントになってくれました。
 この2種のほかは、白のハイブリットスターチスと、庭でどんどん勢いを増している木イチゴの枝を剪定したものです。

 さて、つぎはどんなお花にしましょうか?暦の上では立秋も過ぎて、秋の虫の声もにぎやかになってきました。秋を先どりするべきか、見た目の涼しさを優先すべきか・・・? 

季節の演出およびニゲラの話

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 「モミの木」の大事にしていることに、旬があります。
 
 旬の食材は、いちばんおいしいうえにお手ごろ価格、と現実的なメリットがありますが、ドイツ人的な発想では、「旬でもない食べ物をわざわざ作るなんて、エネルギーの無駄遣い、そのぶん値段だって高くなるし。旬のおいしいものがほかにあるのに何で年がら年中イチゴなの?」と疑問に思わざるをえません。
 そういった現実的な問題のほかに、何より季節感を大事にしたい、春なら春、夏なら夏の季節を満喫したいと思っています。(そんな暮らしがしたくて、居ながらにして、西側の雑木林の移り変わりを楽しめるこの場所に決めたのです。)
 
 「モミの木」では季節を楽しむために、食卓のクロスや花を使って演出しています。
 洋風の住宅では、和風の家屋のように、よしずやのれん、風鈴などによる夏の演出はできませんが、カーテンや食卓のクロス一枚を涼しげな色・柄にすることや、室内に緑のものを置くだけでも気分が変わります。
 というわけで、「モミの木」の今週のテーブルコーディネートや花を紹介していきます。花もテーブルコーディネートも全くの自己流ですが、食卓の布一枚の力というのは、ドイツでの2軒目のホームステイ先のハイディーのところで知りました。


 さて、今週の花といっても実は先週の花なのですが、その前の週に買った奥の左右のフロッカス(?)と手前のハイブリットスターチスのほかに、クリーム色のカーネーションと同じくクリームがかった白のニゲラとを足しました。
 ニゲラという聞きなれないのは、真ん中、奥のコスモスのようなごにょごにょした葉の花です。花びらもコスモスに似ていますが、何とハーブの一種で、ペルシア料理ではその種を使うようです。
 
 今年の春先、まだ激しく牡丹雪が降る日に、青紫のニゲラを初めて買ったのですが、最近読んだ『柘榴(ザクロ)のスープ』という小説にニゲラをペルシア料理の赤ヒラ豆のスープに使う場面がありました。小説は、革命前夜のイランから亡命した3人姉妹がアイルランドの片田舎でペルシア料理とお茶の店を開き、生きる場所を探していく話ですが、エピソードにからんだ料理のレシピも紹介されています。
 それによると、ニゲラがなければ黒コショウでも可ということなので、コショウのようなぴりっとした刺激があるのでしょうが、胸焼けや疲れにいいばかりでなく、一種媚薬のような働きもあるようです。また、香気があると記されていますが、どんな香気かまでは残念ながらわかりません。

 それでニゲラが気になっていたところ、白系統のものを発見。持ちのいいクリーム色のカーネーションとあわせたのですが、月曜日に買ったニゲラは日曜日にはぐったりしてしまいました。でも、白とクリーム(グリーン)は、とても品のある、清潔感のある組み合わせだと思います。花の種類によっては、やさしさも演出できます。

 窓辺のテーブルのクロスはクリーム色のカーネーションに合わせて、ペパーミントグリーンに、奥のアンティックテーブルには庭の咲いたバラを飾って、クロスもバラの柄に。
 さて、次週はどうしましようか?あしたの花屋さんが楽しみです。

 

梅雨が明けました!

 あぁ、やっと梅雨が昨日明けました!

 今日は、外に出ずお菓子を作っていても、梅雨明けを実感できるお天気でした。
 私自身は、冷房よりも涼しい風が入ってきてくれればよく、事実この家を建つまでクーラーなしで過ごしてきましたが、お菓子の焼き上がりがどうしても室温に左右されるので、やむなくクーラーを入れています。それでも、夕方作ったバナナチョコチップマフィンはいつもより焼き上がりが早かったほどです。

 そうそう、梅雨が明けて、朝の水やりがかかせなくなりました。うっかり忘れると、特に葉物のコリウスはいっぺんにくたっとしてしまいます。実は、今朝も、昨日の夕方やったからいいか、と思っていたら…。

 そんな暑さだったのが、夜の買い物の帰りには、スイッチョンか何か虫の声がしました。虫の名前には自信がないのですが、ギーッギーッと鳴く、弦楽器系の虫です。梅雨が明けたばかりなのに、あぁ、もうすぐ旧暦では立秋!半月のお月さまも久しぶりで、前に見たのはいつだったか…と考えてしまうほどです。家の近くでは蛙の声も。外は、まさに俳句の季語でいう「夜涼(やりょう)」でした。
 

お盆休みについて

 お盆休みのご連絡をいたします。

 実店舗では、8月12日(土)から16日(水)まで、お盆休みとさせていただきます。
 ネットショップでは、12日(土)から15日(火)まで、お休みとさせていただきます。お菓子の発送は、11日(金)はいたしますので、翌日や翌々日にお届けすることは可能です。

 なお、実店舗にお越しいただけるお客さまには、お盆明けに年に一度の手作りティーコジーのセールを行います。詳しくは、追ってお知らせいたします。お楽しみに…。
 
 

暑中お見舞い!?

 7月30日関東・北陸地方まで梅雨明けとのこと、おめでとうございます。

 慣用的に、梅雨明けでおめでとうはないと思いますが、終盤の大雨のせいで長いトンネルを抜け出たような思いの方もいると思います。被害に遭われた方には、ご苦労が多いと思います。心よりお見舞い申し上げます。

 こちら仙台はまだ梅雨が明けません。きょうも半袖では寒いほど。夜もふとんが必要です。ほんとうは、お菓子を作るにはこれくらいのほうが、体もラクなうえお菓子の焼き上がりもいいのですが、梅雨明けが待ち遠しい!

 夏生まれのせいか、休みがあったせいか、私は夏がいちばん。そして、夏は夏らしく、セミがみんみん・しゃんしゃん鳴いて、太陽がかぁーっと照りつけてくれないと調子がでないのです。草木ばかりでなくにんげんにも光が大事、とつくづく思います。

 ところで、先日の朝日新聞によると、葛飾区では今年から小学校の夏休みが1週間減って、8月25日には2学期が始まるようです。葛飾区の中学ではすでに去年から夏休みが短縮されているとか。結婚後数年柴又に住んでいたので、あの辺の子どもたちが少しかわいそうな気もします。
 
 でも、8月は、一日のうちでも天気がダイナミックに変わり、一月のなかにも夏の盛りから終わりへと変化がはっきり。
 朝はラジオ体操が終わるころから気温がぐんぐん上がって、昼ごろには入道雲がぐんぐん立派になっていく。それでもまたプールに行くと、やっぱり暗くなる。大急ぎで引き上げても、やっぱり間に合わない。子どもは少しぐらい濡れてもへっちゃら。家に帰って一息ついて、セミがまた鳴きだしたら、外に飛びだして行く…。
 そしてお盆が近づけば、雲は入道雲ばかりでなく鰯雲も広がるようになり、8月も最後の週になると、もうりっぱな雲の峰はおがめない。セミも、気がつけば、クマゼミからツクツクボウシになっている。
 夏休みが短くなったら、そんな季節の移ろいを肌で感じることができなくなってしまいそうです。

 とまれ、こちらでは早い梅雨明けを願うのみ。このままでは、いつまでたっても8月という実感がわかず、体内時計ならぬ体内カレンダーが壊れそうです。

 梅雨が明けても明けなくても、みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。