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明日は紅茶の日、万聖節

ハボタンとノースポール(プルーンの木の下).JPG

 きょうで10月も終わり。まわりの黄葉や紅葉から視覚的にはじゅうぶん納得できるのですが、時間的にはもう…、という気分です。

 東京や札幌のマンション住まいでは特に必要なかったことですが、庭の冬支度をしなければなりません。植え替えや春咲きの球根を植えたり、もう少し寒くなって植物も休眠状態になったら寒肥も必要です。

 きょうは庭の一部と鉢の植え替え。先週買ったハボタンやビオラなどの苗を植えましたが、まだ少し追加が必要です。写真は仮置き。プルーンの木の根もとのハーブとみょうにしっくり馴染んでいました。

 ところで、明日11月1日はドイツではキリスト教の聖人や殉教者をまつる万聖節ですが、私には小学校が休みだった記憶しかありません。そこで、日本紅茶協会が定めた「紅茶の日」にちなみ、予告どおり、今年のクオリティーシーズンのウバのお試し期間として、11月1日から11月5日までウバをディンブラの価格にてご提供いたします。店内のみのサービスです。
 どうぞ、この機会に、キリッと辛みのある香りのウバをお試しください。ミルクを入れても、入れなくてもおいしい紅茶です。(詳しいウバの話は、「おいしい!紅茶の淹れ方」をご覧ください。)

ご参考・ラッピング

ギフトパッケージ.JPG
 
 親しい方への手土産・贈り物に、上の写真のようなかごにお菓子を入れたものに、ドイツでよく使う「くるくるリボン」でラッピングを検討しています。
 写真では、手持ちのドイツ製のレースペーパーを使っていますが、数とコストの問題から、このペーパーのみ別のものになります。
 中に入れたものの写真は前の稿にありますが、あくまでも参考です。かご入りギフトでは、お客さまにある程度自由に選んでいただき、ラッピング代を別途いただくということを考えています。
あるいは、値段が決まっていたほうが、選びやすいものでしょうか?実は箱入りギフトも検討していますが、こちらはかごと異なり、蓋の制約があるため自由に選んでいただくのは難しく、値段設定をしたいと思います。
 また、箱の場合は、かごよりもフォーマルな印象もあるので、目上の方への贈り物にもお使いいただけると思います。
 どうぞ、かごに入ったものを「くるくるリボン」でラッピングの例として、参考になさってください。
ご意見・ご要望などありましたら、メールにてお気軽にどうぞ。ぜひ、参考にさせていただきます。

初めてのお客さまへu.ご参考・ギフトセット

ギフトセットとディンブラ.JPG
 
 「モミの木」は、ドイツ人がふだんのお茶の時間に口にしているお菓子Kuchenとドイツの暮らしを少しでもお伝えして、「ビールにサッカー、ソーセージに車」といったドイツの男性的なイメージ以外の顔を知っていただけたら、と始めたものです。オープンは、2004年11月28日、この年の最初のアドヴェント(待降節)の日曜日でした。

 名前の頭に掲げるTeestubeテーシュトゥーベ とは、Teeテー(紅茶)の店のこと。紅茶とお菓子でくつろいだひとときを過ごしていただける場です。(このほかドイツでいわゆる「お茶」ができる場所は、カフェとお菓子屋さんのお菓子と飲み物のコーナーがありますが、こちらではコーヒーが供されるのが一般的だと思います。また、カフェは、ご存知のとおり、「お茶」以外に軽い食事やアルコールも楽しむことができます。)
 そのため、お菓子は、ドイツの知人宅の居間の雰囲気にコーディネートした「モミの木」でお茶といっしょに楽しんでいただくことしか念頭にありませんでした。(珈琲とご予約していただければ、ランチもあります。)

 ところが、思いがけずお客さまに「買って帰りたい!」というお言葉をいただき、お持ち帰りがしていただけるように菓子製造業の免許を取得したのが、今年2006年の4月末。
 さらにより多くの方に情報発信できたら…、とサイトを開設したのが、ワールドカップ直前の6月5日です。
 
 冒頭にも記したとおり、お菓子の販売が目的ではなく、お菓子の背景のドイツの暮らしをお伝えできれば…というのが目標なので、一般のお菓子屋さんのようにいわゆる「ギフトセット」などのご用意はありませんでした。
ほんとうに、ドイツの家庭でふだん焼くお菓子で、デコレーションもないのです。また、ドイツでは、主婦がいる家への手土産にお菓子は、避けるべきもの。チョコレートは問題ありませんが、お菓子はふつう訪問先の主婦が用意、作っているためです。

 このようなお菓子Kuchenを贈り物にするのは、おかしな喩えかもしれませんが、化粧もしていない娘を嫁がせるようなもの。
また、贈り物の都合上、少し日持ちがするほうが喜ばれると思いますが、保存料も使わない、すべて手作りのもののため、日持ちがするお菓子を日持ちがするように包装する必要があります。

 そのため、ギフトセットは、お客さまからのお問い合わせを契機に試作中なのです。
 現在、親しい方への贈り物として、かご入りのものを検討中です。
 上の写真は、全くのご参考にしかなりませんが、かごの場合、蓋の制約がないので、ネットである程度自由に選んでいただいたものをラッピングし、ラッピング代を別途いただければ可能だと思います。
 ラッピングの写真は、別の稿にてご紹介いたします。

なお、写真の紅茶は、箱入り(40g,¥500)のディンブラを淹れたもの。ミルクを入れても入れなくても、おいしくいただける紅茶ですが、もちろん紅茶を入れないセットも可能です。

予告・ウバ入荷!ウバお試し期間

アーチの前の紅葉.JPG
 
 今週も営業日は、金曜の午前中以外お天気に恵まれ、おかげで西側のカエデがご覧のとおりです!
 きょうドアを開けた瞬間、紅葉が目に飛び込んできました。

 ほんとうは、ギフトセットの写真を撮ってお客さまにお知らせすべきところ、今週はその時間がありませんでした。申し訳ありません。お菓子を作らないと写真も撮れず、紅葉のようにはいきません。お菓子だけは作りましたので、明日写真が撮れればと思います。ただ、お菓子はまだもう少し詰めなければならない点があります。

 そのほか、もう一つ予告ですが、クオリティーシーズンのウバがようやく入荷します!
 ちょうどこんどの水曜日、11月1日は紅茶の日ですが、この日にぎりぎり間に合います。
 ふだん、「モミの木」では、チーズケーキとくだものを使ったお菓子には、ディンブラをセットでお出ししていますが、11月1日~11月5日にかぎり、ウバのお試し期間として、ご希望のお客さまに、ディンブラと同じ価格でご提供いたします。100g入りの茶葉もディンブラと同じ価格にいたします。
 香りにもいろいろ、甘い香りも辛みのある香りもありますが、ウバは、メンソール系の少し辛みのある香り。ポットにお湯を注ぐと、さっと乾いた、キレのある香りが立ち上ります。
 去年は、ウバにしては香りがおとなしすぎるものか、あるいは逆にメンソールの香りが強すぎるものしか入手できず、扱いを諦めましたが、今年はイメージどおりのウバです。
 私はこのウバがいちばん好きなのですが、おとなしい、甘みのある香りのディンブラのほうがお好みのお客さまもいらっしゃるかもしれません。そのため、「ご希望のお客さま」のみへのサービスです。
 
 このウバに合わせて、シュトロイゼルクーヒェンにドイツでは少し珍しいくだものを使おうと思っています。どうぞ、乞うご期待!

S-style(エス・スタイル)に紹介されました!u.絵の話

紅葉のカエデ並木③.JPG

 きのう一昨日の雨で、西側のユリノキの黄葉もだいぶ落ち、巨大なペンペン草のように葉がまばらになってしまいました。
 写真は、先週の西側の並木ですが、こちらはまだ紅葉が少しすすんだ程度です。 

 きょうは、毎月25日発売の『S-style』さんに紹介していただいたお知らせです。
78ページの「お散歩手帖」のコーナーです。
 『S-style』よりまだ「タウン情報」のほうがピンと来るとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、『S-style』さんは仙台の老舗情報誌です。
 以前開店直後の2005年2月号の「TOP NEWS」のコーナーで紹介していただきましたが、今回は「モミの木」がある寺岡とその北側の紫山界隈の紹介。上の写真のように、散歩にはうってつけの場所です。
 『S-style』さんには、お店紹介のほか、映画やチケット情報、ホテル・デパートのイベントや展覧会情報などもあります。

 今月号では、大好きなクレーの展覧会の県美術館での日程をチェックできました。今回のクレー展は、佐倉(千葉)の川村美術館での開催の予告を知り、東京に行かなきゃ!と思っていたところ、こちらでも見れるとわかり、首を長くしていました。特に、今回は、私がいたハノーファーのシュプレンゲル美術館のものとデュセルドルフの美術館のものが中心のようです。滞在中もシュプレンゲルにはクレーを見に何度も通いましたが、その後もハノーファーに行くたびに必ず寄っていました。懐かしい人に会いに行くのを待っている、そんな気分です。

 ところで、今回ご紹介していただいた写真の奥にも見えますが、いちばん奥のテーブルの向こうにコバルトブルーが印象的なリトグラフがあります。タイトルは「夜のサーカス」、ベルリン在住の女性ユタ・フォテラーの作品です。(作品は、このコラムの初回「どうして私がモミの木のオーナーに?」の写真にも見えます。)
 コバルトブルーの夜、煌々と輝くサーカスのテント。なかには駱駝や象が見えますが、テントにはいろいろな星の模様がパッチワークのように織りなされています。あたかも、サーカスの一座がさまざまな土地で見た星の断片のようです。サーカスのテントには、一座が旅した土地の星まで付いてくる。
 そんな夢想を誘われ、どことなくクレーを彷彿させられます。そのことを版画家本人に会ったとき口にしたところ、驚いていましたが、クレーは好きな画家だそうです。

 また、「モミの木」では、壁面上部にピクチャーレールを施し、上記の「夜のサーカス」のほか、松浦敏夫のリトグラフ「ノルマンディーの家」、ふらっと寄った銀座の画廊でぱっと買った西原直子のパステル「イエズス誕生」を掛けています。お茶を楽しむドイツの家庭のような空間にしたいので、美術館やギャラリーにふさわしい「むずかしい」作品はありません。「モミの木」にいらしてもなかなか奥のリトグラフまで…というお客さま、一度ゆっくりご覧になってみてください。特に、大きな「夜のサーカス」は細部が楽しい作品です。
 
 なお、パウル・クレー展は、県美術館で12月10日まで。どうぞ、お見逃しなく!

プルーンのジャム

プルーンのジャムとミルクティー、チョコレートケーキ.JPG

 暇を見つけて、生のプルーンのジャムを作りました。

 今年は天候不順のため、プルーンが出回るのが去年おととしよりも2週間ほど遅かったようです。もっとも、プルーン自体は9月の半ばあたりから出ていましたが、私がジャムにする品種はいちばん最後。毎年、大きさがドイツで食べていたコンポートのそれと同じくらいのもので作っています。
 残念ながら、ジャムにする前の写真がありませんが、茶封筒のような色のプルーンの果肉がこんなに鮮やかなローズ系の赤に変わるのです!

 プルーンと言うと、ドライフルーツのものを連想されると思いますが、ドイツでは生のプルーンのシュトロイゼルクーヒェンは秋の味。食後のデザートのプルーンのコンポートは、小学校の給食でもホームステイをしていた1軒目のお宅でもよくいただきました。ドライのプルーンのコンポートも美味ですが、生のものを使ったものもおいしく、生クリームを添えていただいたこともありました。
 日本の家庭ではくだものは生でいただくのがふつうで、くだものに火を通すことはあまりありませんが、ドイツでは手を加えないとおいしくいただけなかったり、生で食べきれない量のものは、ジャムやコンポートにして保存するのです。自家製のジャムは、朝のパンとともにいただくほか、お菓子やヨーグルト、アイスクリームなどのソースとしても使います。

 写真では、チョコレートのパウンドケーキに添えました。チョコレートとベリーも相性のよいものですが(いちごのチョコレートは子どものころからお馴染みの方も多いと思います)、甘酸っぱいプルーンのジャムもよいアクセントになります。ちなみに、ウエッジウッドの「ブループラム」のティーカップには、ディンブラではなく、タンニンが多くボディーのしっかりした茶葉、ルフナのミルクティーです。

 また、「モミの木」では、フレンチトーストの定番はラムレーズンですが、自家製のジャムがあるときはそちらもおすすめしています。いまの時期は、このプルーンのほか、バニラビーンズとシナモンを加えたりんごのジャムをお付けすることもできます。セットの値段は変わりません。パンはフランス製のものを「モミの木」で焼き上げたもの。パンが残らなくてお休みの場合もありますが、季節の味をどうぞ!

黄葉のカツラ

黄葉のカツラ.JPG
 
 きょうは、久しぶりの雨。

 先週の火曜日に写した、黄葉のカツラです。場所は、西隣の谷間公園。以前ホウズキ色のカツラの紅葉をご紹介しましたが、お天気に誘われていつも行かないあたりまで足を延ばしたところ、家の近くではすっかり葉を落してしまったカツラにまだ葉が半分ほど残っていました!
 このカツラ、姿が見える前から、甘いカラメルのような匂いで場所を教えてくれていました。グラニュー糖を焦がしているときの香ばしい甘い香り。そう言えば、何年も食べていませんが、綿菓子の匂いにも似ています。おそらく、きょうの雨で散ってしまったでしょうが、黄葉の時期、どこからか綿アメの屋台もないのに懐かしい甘い香りが漂ってきたら、それがカツラです。

 実は、こんどの定休日には花壇の植え替え、と思っていたのですが、明日も上がりそうにないので来週になりそうです。10月初めの雨でコリウスがすっかり弱ってしまって、早く何とかしなければ…、と思っているのですが、このあたりでは冬越しできる花が限られているので、パンジー、ビオラ、ハボタンでやりくりするしかありません。
 何しろ仙台はこんどが3度目の冬。何と何が「実際」冬を越せるのか、まだ私には蓄積データーがないのです。例えば、ノースポールは露地植えでも大丈夫とされていますが、去年は全滅。シロタエギクを植えたいと思っているのですが、どうでしょうか?

 いま雨は小降りになったようですが、窓の向こうのユリノキもだいぶ葉が落ちてしまいました。この低気圧が去ると、谷間公園は、ぐっと初冬の気配が増すでしょう。
 なお、公園の西側の雑木山は、去年おととしとも、11月10日から20日前後が黄葉の見頃でした。黄葉ばかりでなく、紅葉もあります。
 ドイツでは、黄葉の盛りは10月。10数年前、小学校での授業のためドイツに着いたときは、まさしく、 goldener Oktober 「黄金の10月」という言葉どおりに美しい黄葉の時期でしたが、温暖化の影響か、私も12月に黄葉を目にすることが何度かありました。
 見頃はいつごろになるでしょうか?あまり暖かくて遅い黄葉には季感や暦の感覚が狂ってしまいますが、今年その心配は要らないようです。

ハイビスカスの実と臨時休業のお詫び

ハイビスカスの実②.JPG

 今週の花のご紹介がすっかり遅くなりました。

 実は、金曜・土曜と、熱のためお休みさせていただきました。頭痛持ちでも、熱が出ることは滅多にないのですが、鬼の霍乱です。風邪の症状もないので、きょうは平常どおりです。
 臨時休業の際はこのコラムにて予告、と書いてすぐに、予告もなしにお休みになってしまい、申し訳ありませんでした。

 今週は珍しいハイビスカスの実を使ったアレンジだったのですが、ご覧に入れる機会が少なくなってしまい残念です。多分もう少し持ちそうなので、来週も似たアレンジになると思います。
 ハイビスカスの実は、両側に1本ずつ。ホウズキを小さくしたような、黒みがかった赤い実です。ほかに、リューカとローズマリー、バイカウツギの枝を足しました。先週のシルバーキャットは花が垂れてしまって、処分。白い実のシンフォリカリポスは何とか奥で頑張ってくれました。
 どうも花らしい花よりも実に惹かれる性質のようで、一般に馴染みのないものばかり集まっていますが、なんとか一つにまとまってくれていると思います。

 来週は、お散歩途中に寄っていただけるよう、しっかり体調を整えたいと思います。
 どうぞ、みなさまも風邪など召されませぬよう、ご自愛くださいませ。

チェリーセージと紅葉およびドアの話

チェリーセージと紅葉 縦.JPG
 
 散歩から戻ったところ、タイルに西側の並木の紅葉が落ちていました。
 北側のプラタナスの落葉には閉口ですが、紅葉は大歓迎!
 タイルと寄せ植えのチェリーセージにぴったりの赤なのです。
 ちなみに、少し写っているドアは、私がドイツで写してきた写真をもとに作ってもらったもの。色のせいで重そうに見えますが、タモという木で、とても軽いのです。以前、寒くない日は右側の扉だけ開けていましたが、虫が入ったり、右側だけ木の一部が動くなどの弊害が生じました。そのため、いつもドアは閉めておくことにしたのです。
 また、看板も出すのをやめたので、北側から見るといつもお休みに見えるようですが、月・火の定休日以外は基本的に営業しています。北側には、看板代わりに鉢植えを出しています。(店名どおりに、モミの木もあります。)
 あらかじめ臨時休業の際は、この「お客さまへ」のコーナーでご連絡いたしますので、どうぞご安心くださいませ。なお、急病のこともないとは言い切れません。遠くからお越しの場合は、場所ともどもお電話で確認していただけるとよいと思います。

 ところで、きのうテレビで青森の岩木山の紅葉を見ましたが、決してここは岩木山なみの寒さではありません、念のため。  

黄葉のユリノキ

西側から見たユリノキ.JPG
  
 きょうは、秋晴れのしかも快晴、雲ひとつない青空でした。
 西隣の公園を一周すると、いつも家から見ているユリノキを反対側から見上げることになります。同じ木でも西側のほうがだいぶ黄葉がすすんでいます。
 街路樹のユリノキは、剪定で丸裸にされてしまったものもありますが、ここのはそういう目に遭うこともありません。この黄葉したユリノキに朝日が射すととても見事。早起きしなければなりませんが、一見の価値ありです。

かぼちゃのマフィン 

かぼちゃのマフィン④ 花柄・全体像.JPG
 
 かぼちゃのおいしい季節です。

 ドイツではかぼちゃはあまり食べませんが、栗のようにホクホクのかぼちゃにあたったので、かぼちゃとバナナのマフィンを作ってみました!まだ、試作の段階ですが、いまの時期、おまかせマフィンのご注文にはかぼちゃを使ったものにする予定です。写真のマフィンでは、かぼちゃのほかにバナナとくるみとを入れていますが、もっとかぼちゃを前面に出すべきか迷うところ。いずれにせよ、くるみを入れて歯ごたえと香ばしさがあるものにしたいと思っています。

 先日、偶然ネットでマフィンのレシピを見たのですが、レシピは手軽にマフィン用のミックス粉にサラダ油を加えたものでした。私はいままで一度もミックス粉の類を利用したことはないのですが、何かの専用に粉がミックスされていると、用途が限られるのが玉にキズ。小麦粉ならば、何のお菓子にも天ぷらにも利用できる、その用途の広さをとります。でも、材料の計量の手間が省けるのは、非常に魅力的です。
 
 お菓子作りで何に時間がかかるかというと、デコレーションをしないお菓子、Kuchenクーヒェンならば、材料の準備なのです。材料の種類が多ければ多いほど、材料の計量のために時間がかかります。実は、「モミの木」のお菓子のなかでいちばん材料の種類が多くて時間がかかるのが、マフィンなのです。材料さえ揃えばあとは混ぜるだけなのですが、生地だけで11~12種類の材料を使っているのです。

 そんなわけで、ミックス粉の存在を知ると、一瞬、何て自分は要領が悪いのだろう、と思ってしまいますが、お客さまからわざわざお金をいただくもの、どんなものでも大事に作りたいと思っていますし、しっとり香ばしいものになっていると思います。

 ところで、ドイツではハロウィンは致しません。ハロウィンは、万聖節の前夜の10月31日のお祭りで、広辞苑によると「スコットランド・アイルランドに起源を持つ米国の祝い」だそうですが、ドイツのカトリックでは、11月1日は万聖節Allerheiligen、キリスト教に貢献した聖人や殉教者を祭る日で、翌2日は死者の霊を祭る万霊節Allerseelenです。もっとも、ドイツでは、祝日も、州によって、つまりカトリックの地域かプロテスタントの地域かで異なります。私がいたハノーファーはプロテスタントの多い地域でしたが、カトリックの小学校でしたので、2日間ともお休みでした。

 聞くところによると、Allerheligenにはシュトリーツェル、Allerseelenにはゼーレンツォプフというパンを食べるそうですが、残念ながら私は食べたことがありません。カトリックのバイエルン地方のものでしょうか?日本の感覚で言うと、祝日が州によって異なるということ自体、奇異に思われますが、ドイツは国家として統一されたのが比較的遅かったこととやカトリック・プロテスタントの違いによって、言葉や食べ物、習慣などが地域によって異なるのです。そのため、一概にドイツ全体がこうだと言えることばかりではないことと、私の見聞きしたことや体験は、ハノーファーのカトリックの家庭での生活がもとになっていること、また、もちろん、個々の家庭の違いも大きいことをお断りしておきます。

 いずれにせよ、ドイツでは、どういうわけか、かぼちゃは日常的なものではありません。私もあま~い煮物は苦手で、ポタージュやクリームシチュー、あるいはバターを落としただけのほうが好みですが、お菓子には使っていきたいと思います。どうぞ、乞うご期待!

クリーム色のリューカデンドロンと秋の夕焼

10月第2週.JPG

 今週のお花です。
 先週はメインのお花をご紹介できませんでしたが、先週に引き続き、クリーム色のリューカデンドロンとベニバナに似たヒメヒマワリとを中心にしたアレンジです。今週はその後ろに、白の米粒状の花のシルバーキャットと白い実のシンフォリカルポスを足しました。ヒメヒマワリのオレンジ色がたった3輪なのに存在感があります。また、リューカデンドロンは、赤系統のものが好きでよく使うのですが、クリーム色は初めて。先週はまだ、花の部分(真ん中の芯に見えるもの)の全体が茶色になっていなくて、黄色っぽい部分がありました。見方によっては、目玉のよう。私には『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉オヤジ(!?)のように見えてしまって困りましたが、今週はちょうどいい具合に枯れて、中心全体が茶色くなってくれました。
 
 今週はどうやらこのまま秋晴れが続きそうですが、水曜日の夕方、見事な夕焼を見ました。写真で、お見せできないのが残念です。
 「モミの木」は住宅街の西の角地にあって、西側は2車線道路のほか、公園、2車線道路、雑木山(三菱地所所有)と続きます。(いまのところ、西側に家は見えません!) この西側に木々の見える景が、ドイツにいたとき2番めに住んだ家からの眺めと似ていて、思わずここに決めてしまったのですが、お菓子を作る場所が西向きなので、何か仕事をしながらでも夕焼を楽しむことができるのです!でも、ほんとうに条件が揃わないと、なかなか見事な夕焼に出会えるものではありません。
 
 水曜日は、ラッキーでした。いまの時期、夕焼は5時ごろで、ちょうど自分用のクッキーの準備を始めたところでした。ふっと、顔をあげると、よく熟れていまにも落ちそうなほどの柿色をした夕空に、公園の木々や小山の木々が、影絵さながら黒々とありました。
 思わず浮かんだのが、『鷹』の先輩の目須田和子さんの句。

 秋夕焼待つときわれは暗き森 (『鷹』2004年1月号)

 この句は初めて目にしたときから忘れられなかったのですが、どう解釈したらいいのか、いま一つはっきりしないところがありました。なぜ暗い森なのか、夕日が射して森が明るくなることを待っているということなのか、あるいは、暗い森になりきって美しい夕焼のために自分は惹き立て役になろうということなのか、どう捉えるべきか決めかねていたのです。
 しかし、実際に見事な夕空に暗く佇んでいる森を見てわかりました。これは、夕焼のために自分は文字どうり暗い森となって待つのだ、という句なのです。別に、自分は暗い森で夕日に照らされるのを待っている、というのではなく(気がつけばそんなことは詠っていないということがわかります)、もう夕焼にひれ伏すような気持ちなのでしょう。

 なお、夕焼は、俳句では夏の季語です。夕焼は季節によって規模や色、激しさなどが違うので、それぞれ春夕焼、秋夕焼、冬夕焼と区別しています。夏がもっとも夕焼の規模も大きく美しいため、夕焼は夏の季語とされていますが、秋の夕焼は、短くも美しく、哀感や寂しさをかもし出すものとされています。

 夕方のひととき、なかなか夕空を見ることも、眺める時間をとることも難しいでしょうが、こんな時間は忙しいときこそ必要だと思います。もう10年以上昔、まだ東京の学習参考書の会社で働いていたとき、見事な寒の夕焼を見たことがありました。冬晴れが続いて、日も長くなったなと思って外を見ると、茜色の空に白い富士山。あぁ、いいものを見た、と疲れも吹っ飛びました。
 疲れたときこそ、外を見る。心がけたいものです。

散歩日和

2006.10.10.JPG
 
 今週の定休日は、2日間とも秋晴れに恵まれました。写真は、10月10日の西隣、谷間公園です。

 写真でもおわかりのように、西側の雑木山はまだあおあおとしていますが、公園ではトチノキの黄葉を始め、ハナミズキやサクラの紅葉も見られます。すでに谷間公園では黄葉がピークの感があります。公園を下ったところにある若干1mほどの川のせいで、底冷えがするのでしょう。このあたりでは、いちばん早い黄葉です。

 この公園の一周は、道草なしでおよそ20分。きのうはちょうど栗が落ちていたので、拾いはしませんでしたが、毬栗を観察したり、ナナカマドの実を探したり…。予定以上にのんびりしてしまい、途中で慌てて戻るはめに。

 結局、ドングリの木や胡桃の木がないか見たかったのですが、歩いた範囲ではわからず仕舞い。ドングリを見つけて何をするわけでもないのですが、ついつい拾ってみたくなるのです。ドングリは拾うだけで楽しいもの。拾い始めると、こっちの方がいいあっちの方がいいと、拾っては捨て、拾っては捨ての繰り返しですが、落葉を踏むのもその匂いも味わいます。

 ドングリを興に乗って拾ってみたものの、結局捨ててしまうというのは、私だけではないようで、『鷹』の先輩の池本陽子さんに次の句がありました。
 
 どんぐりを捨てぬ明日は何捨つる (『鷹』2005年1月号)

 ドングリを捨てる、あるいは捨てたとは経験があれば言えることですが、池本さんの場合、そこから自己を見つめて、己に、さあ、明日は何を捨てるのか、と問います。自分の古い殻を打ち破り、捨てる。新しい自分を手に入れるために、さあ、何を捨てる、と自分に厳しく問うている。
 
 この句に、私は襟を正す思いです。もっとも、私はまだまだ、捨てるより拾う方が必要な人間ですが…。

 今週は予報では秋晴れが続くようです。一足早い黄葉(もみじ)狩りにぜひ、どうぞ。

明日は定休日

トルコキキョウとグリーン.JPG
 
 今週の花の紹介がすっかり遅くなりました。
 お天気に恵まれなかったせいもあって、せっかくデジカメを買い替えたのに美しくないのです。

 メインの花ではありませんが、カウンターの一角の写真です。
 ここにはいつも、余ったというか、ここならまだもう少し頑張れるというような花を飾っています。

 これを活けるときには後どれくらい?と思った、先週のトルコキキョウの蕾が開いて、グリーン系のバラのようになりました!トルコキキョウは、花は八重ですが、茎は一重のキキョウと同じ。一重の花を支えているのと同じ細さしかなくて八重の花を支えるのは、やはり無理なのでしょう。花や蕾は元気なのに、そのすぐ下の茎が傷んでしまうことがよくあります。これもそのケース。そこで、茎を切り詰めて、蕾をヘンリーヅタが支えられる長さにしたところ、生きながらえてくれたのです。

 花を活けるたびに、花を捨てる過程を踏まなければなりませんが、いつまでたっても慣れるものではありません。まだ大丈夫であれば生かしたい、とああだこうだとやるので、水かえにも全部で1時間くらいかかってしまいます。それに、足りない!と言っては、庭に走りますし…。

 ほかのグリーンは、すべて寄せ集め。ローズマリー、ヒメヒマワリの茎、アップルミント、ヘデラです。

 ところで、明日は月曜日ですので、定休日です。まだ瀕死の状態だったトルコキキョウも元気だと思いますが、「モミの木」ではハッピーマンデーなどということはありません。交代勤務のできるスタッフがいるお店ではありませんので、悪しからず、ご了承くださいませ。

りんごのティー・オ・レ

りんごのティー・オ・レ.JPG

 昨日きょうと大荒れの天気。
 午後から雨は上がりましたが、こんな日は家でゆっくり過ごしたい、という気分の方が多かったようです。

 私も同じ気分でしたが、きょうは、やろうと思っていてふだんなかなかできない仕事、りんごのジャムを大量に作りました!
 ジャムは、りんごのほか、いちご、さくらんぼ、プルーンを自分で作りますが、りんごだけは電子レンジで簡単にというわけにはいかず、細かく刻んだり、すりおろしたり…と少々手がかかります。しかし、お菓子の隠し味としてどうしても必要なのです。そのほか、「モミの木」では、フレンチトーストの定番はラムレーズンですが、季節を味わっていただけるよう、フレンチトーストに使う場合もあります。
 きょう作ったのは、シンプルにりんごとレモンのものと、シナモンとバニラビーンズをも加えたものの2種。

 夜冷えて温かいものがほしくなり、ディンブラのミルクティーに、シナモンとバニラビーンズとが入ったりんごジャムとカルヴァドス(りんごのブランデー)、さらにホイップした生クリーム、シナモンを加えていただきました。(夜冷えたから、というより、もう作っている段階で、今夜はアレを飲もうと決めていたのですが。)
 夜何か口に入れたいというときに、甘いミルクティーはおすすめです。それこそ、「ほわほわっと」温まるやさしいもの。私は、ふだんお菓子と一緒にいただくときには砂糖は入れませんが、いまからお菓子は…という時間には砂糖の力を借ります。
 このように、いつものミルクティーにジャムを入れるときには、ジャムを電子レンジで少し温めるのがポイント。ジャムが冷たいと、「あったまる~」という状態にはなりません。もっとも、そんなときには、電子レンジで紅茶を温めてしまえばいいのですが、生クリームを入れた後ではせっかくの生クリームが…、となります。
 ちなみに、茶葉とりんごのスライスを一緒に煮だして、ミルクティーにする方法もありますが、後から鍋を洗うのが大変です。

 どんなジャムを使うか、どんなアルコールを使うか(使わなくてもいいですが)は、お好み次第。ミルクを入れないほうがいいものもありますが、寒い夜は試してみるいい機会です。いずれにしても茶葉は、おとなしいディンブラがおすすめ。クオリティーシーズンのウバでも、アッサムやルフナも、ましてやダージリンやヌワラエリヤは、紅茶のほうが強すぎて、ジャムの風味を楽しめないと思います。
 「モミの木」では、フレバードティーは扱っていませんが、ジャムのほか、くだもののスライスで、いつもの紅茶にアクセントを加えることができます。私もアップルティーやアプリコットティーによろこんでいた時期がありましたが、結局、途中飽きてしまいがちなフレバードティーより、飽きが来なくて応用が効く茶葉がいちばん、と思うようになりました。
 
 では、,,Schoenen Abend noch ! "(シェーネン アーベント ノッホ!)。 ドイツ語で、おやすみなさいは
,,Gute Nacht!"(グーテ ナハト!)、ほかに,,Traeume gut!"(トロイメ グート!)などを使いますが、これらは本当にベットに行く前に使う言葉。夜、食事や趣味の集まりなどの別れ際には、結構遅くても、「まだまだ楽しい夜を!」の意味で冒頭のような言葉を贈ったり、贈られたりします。ドイツでは、週末いい歳の大人が夜遊びをして帰るのが遅くなりますが、別れ際にこんな言葉をかけられると嬉しいものです。

 カルヴァドスの入ったミルクティーを飲んだはずなのに、秋の夜長を楽しんでしまいました。
 ,,Also, dann, schoenen Abend noch!Tschuess!"

ドイツの秋のティータイムセット

茶 小.JPG
 
 いよいよ明日から「ドイツの秋のティータイムセット」の受付・販売をいたします。
 
 今年は紅玉が例年より遅く、気をもみましたが、何とか確保できました。
 セットの詳しい内容は、コラムのアーカイブをご覧くださいませ。「お客さまへ」のカテゴリーです。
 
 日ごろの行いのせいか、写真を撮るときに限ってお天気に恵まれませんでした。
 そのぶん、実物のほうがずっとよかった!と言っていただけるよう、大事に作っていきます。
 
 おすすめの紅茶ディンブラの小パック40gは、ふだんネットでは販売していません。
 1人分一回に出来上がりティーカップ2.5杯分=2杯分に、茶葉はティーキャディースプーンまたはティースプーンすりきり2杯=約5gなので、この分量では約8回分になります。(詳しくは、「おいしい!紅茶の淹れ方」をご参考に。)
 
 お菓子と紅茶で、ほわほわっと温まるセットです。ぜひ、この機会にお試しくださいませ。

ウバの入荷についてu.トチノキの黄葉

黄葉と3時の空 (トチノキ 9月25日).JPG
 
 お待たせしているクオリティーシーズンのウバですが、入荷は早くて10月の20日すぎの予定です。もうしばらくお待ちくださいませ。
 
 例年クオリティーシーズンのウバの販売は9月20日ごろですが、今年はスリランカも雨の影響を受けました。
 スリランカ南東部の山岳地帯のウバでは、7~9月が乾季。そこに強い季節風が吹くと、茶葉の水分は減りますが、ポリフェノールなどの成分は凝縮され、あの、ウバのクオリティーシーズン独特の、メンソール系の辛味を帯びた香りと強い渋味とが生まれるのです。(ゆえに、ダージリン、中国のキーマンとともに、世界三大銘茶とされています。)
 
 お湯を注ぐと、さっと立つ、キレのある香り・・・。昨年は、メンソールの香りの強すぎるものか、あるいはまったく香りのおとなしいものしか入手できず、販売を諦めたのですが、今年はどうでしょうか?
  「モミの木」では、クオリティーシーズンのウバらしい香りが楽しめ、かつ一緒に口にする食べ物の邪魔をしないものをお届けしたいと思っています。また、私がいちばん好きな茶葉でもあります。そのため、気に入ったものがなければ、今年も販売見送りとなるかもしれません。悪しからず、ご了承くださいませ。
 
 写真は、先日西隣の公園で撮ったトチノキです。昨日外出した際、黄葉している木を探しましたが、ほかには台原森林公園のカツラのみ。まだ、どこの雑木林も青々しています。田んぼは黄金色でしたが、稲刈りは例年通りなのでしょうか?長雨と日照不足のため、プルーンが遅れたことには以前触れましたが、ウバも遅れて、お米は?と少し心配になりました。
 まずは、上等のウバをお届けできますよう・・・。