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クリスマスの贈り物

くまのWeihnachtsman.JPG


 今年もサンタクロースがやって来て、その存在を信じている日本の子どもたちにもプレゼントを届けてくれたことでしょう。

 本来クリスマスの意味するとおり、イエスさまご生誕を祝うドイツでは、当然のことながらサンタクロースは無関係ですが、プレゼントは欠かせません。小さな子どものいるプロテスタントの家庭ではヴァイナハツマンWeihnachtsmannもしくはクリストキントChristkindが、カトリックの家庭でもクリストキントが、プレゼントをツリーの根もと、あるいはツリーの脇に置かれたテーブルにそっと届けてくれることになっています。そのため、24日当日や前日はツリーを飾る居間に鍵をかけて子どもの立ち入りを禁じ、大人がツリーとプレゼントとを用意するのだそうです。しかし、私がいた家庭は敬虔なカトリックでしたが、すでに男の子2人は10代だったせいか、クリストキントをめぐって親が苦労することもなく、25日昼の正餐にプレゼントを交換しました。

 ドイツの子どもにとって、クリスマスのプレゼントは誕生日の贈り物と同様大きな楽しみですが、カトリックでは12月6日の聖ニコラウスの日も子どもたちがプレゼントを心待ちにしています。それは、子どもの守護聖人、聖ニコラウスから、お祈りや勉強を頑張った子どもへのご褒美。いい子には、お菓子や木の実、くだものなどがそっと恵まれ、怠けた子どもにはお供のルプレヒトからのお仕置きがあるです。6日の朝の食卓には勉強やお祈りを頑張ったとは言えない私にも、くるみやマンダリンやりんご、レープクーヘンやチョコレートが載ったお皿が用意されていました。
 一方、偶像崇拝を否定するプロテスタントでは、16世紀には12月6日の聖ニコラウスの日も廃止され、子どもたちへのプレゼントは、かわりに12月24日クリストキントが届けることとされたのです。ただ、同じプロテスタントでも、地域によってはヴァイナハツマンがその役を担うとされ、どちらか一方に統一されているようでもありません。やがて、カトリックにも24日の晩に子どもたちにプレゼントをする習慣が広まると、本来プロテスタントで生まれたクリストキントがカトリックの家庭にも現れて、プレゼントを置いていくことになったそうです。

 ところで、サンタクロースの起源は、オランダのシント・ニコラスだそうです。オランダでは、12月5日の晩、スペインから船でやって来たシント・ニコラスが馬に乗り、よい子には暖炉の前に置かれた木靴にお菓子や木の実などを届け、悪い子は従者によってスペインに連れ去られてしまうとされていました。それが、アメリカに渡った移民たちに引き継がれ、次第にシンテルクラース、シンタクラースと呼び名が変わり、18世紀にサンタクロースと呼ばれるようになったそうです。
 すでに19世紀初頭にはサンタクロースがやって来る日も24日になっていたようですが、最終的に、トナカイの橇に乗ったサンタクロースの赤い服に白いもじゃもじゃ髭のイメージができるのは、19世紀の後半トーマス・ナストというドイツからアメリカに渡ったイラストレーターが作った原型をもとに、1931年コカコーラがキャンペーンで自社カラーの赤と白とをその服に使ったことがきっかけ(Klaus Kreiter/Alles ueber Weihnachten)。さらに、この赤い毛皮のサンタクロースは、ドイツのヴァイナハツマンにも影響し、それまで、白い毛皮の若くスマートな男性か、はたまた茶色の毛皮につば広の帽子姿の太ったおじいさんだったヴァイナハツマンも、赤い毛皮に白い髭面のおじいさんに変わったそうです。

 写真のヴァイナハツマン姿のクマのぬいぐるみは、ハノーファーの狩猟用具の店で購入したもの。狩猟用具店だけあって、素敵なノートと思って見ると獲物を記入する専用のノートだったりしますが、セーターやジャケットからテーブルクロスまでありました。
 なお、私にはカトリックの知り合いしかいないので、プロテスタントのクリスマスについては上記の本などで得たものです。しかし、ハノーファーは大半がプロテスタント。ニュルンベルクなどのように、街で天使に似たクリストキントを見かけることはありません。子どもたちには、このぬいぐるみのように、ヴァイナハツマンがプレゼントを届けてくれたことでしょう。

ヴァイナハツマルクトとグリューヴァイン

グリューワイン.JPG


 きょう12月24日月曜のクリスマス・イヴはキリスト教国のドイツでは平日、祝日ではありませんが、明日あさってのクリスマス当日は2日間全国的な祝日です。

 なぜドイツにはクリスマスの祝日が2日間あって、しかもそれがわざわざ「全国的な」祝日というのかと訝しく思われるかもしれません。たぶん、そう思われる方にとっては、クリスマスの意味が大半がキリスト教信者のドイツ人とは違うのです。また、なぜわざわざ全国的な祝日かと言うと、連邦制のドイツでは祝日は州ごとに決めるため、カトリックが多い州とプロテスタントが多い州では祝日が異なることが多いのです。しかし、クリスマスは祝い方が異なるもののどちらにも共通かつ最大の行事のため、全国的に例外なく祝日とされているのです。

 日本では、クリスマスと言うと、おそらく「サンタさんがやってくる日」、「いい子にしていたらイヴにサンタさんからプレゼントをもらえる日」と思っていらっしゃる方が多いと思います。
 しかし、キリスト教国のドイツでは、クリスマスは、イエス生誕を祝う日。ドイツ語ではWeihnachtenヴァイナハテンと言い、本来「聖夜」の意ですが、英語のChristmasクリスマスの原義は「キリストのミサ」。それを考えると、同じ名前の25日にサンタさんが来ると言って待っているのも妙な気がします。
 おそらく、サンタクロースの夢物語を楽しんでいるひとには、イエス生誕のことなど何の関係もなく、考えてみたこともないかもしれません。しかし、クリスマスの前のアドヴェントの時期、ドイツを旅し、クリスマスに関わるもろもろの品を売るヴァイナハツマルクトを訪れたり、シュトレンを口にするひとには、その信仰がなくとも、本来のクリスマスの意に思いを馳せていただけたらと思うのです。

 ヴァイナハツマルクトは、アドヴェント(=クリスマスの4つ前の日曜から始まる、物心ともに準備する期間)の第1日曜前の木曜日や金曜日から始まるところが多く、だいたい街の中心の教会や市庁舎の前の広場とその近くで開かれます。よく旅行のパンフレットにはクリスマスマーケットなどと紹介されていますが、私にはどうもマーケットの語感が、ヴァイナハツマルクトとはしっくり来ません。もしドイツ語の単語が難しいならば、「クリスマスの市」としたほうがずっとその雰囲気を表していると思います。
 日本でも、昔ながらの酉の市・歳の市があり、露店が並んで熊手などの縁起物や正月飾りなどが売られるほか、食べ物の屋台も出て賑わいます。一見すると、売られている品々や山小屋風の作りの露店が立ち並ぶ景は違いますが、市の性格は、ヴァイナハツマルクトにも似たものがあるのです。たしかに英語では「市」の意味もあるようですが、日本語でマーケットと言うと、ふつうスーパーないしは株式市場の場合が多く、「市」の意味で使われることがありません。そのせいでどうもぴんと来ないのです。カタカナを使いたがる旅行のチラシでは致し方ないのかもしれませんが、原語を避けるのであれば、わざわざ英語を使わず「市」という言葉を大事にしたいと思います。

 このヴァイナハツマルクトには、リース、クリスマスツリーにするトウヒ(本物のモミの木はまれだと思います)やツリーの飾り、ろうそくなどクリスマス用品を売る店のほか、食器類やテーブルクロスなどの日用品の店もあります。そのほか、シュトレンなどお菓子の店やお菓子に使うスパイスを扱う店、体を温めてくれるグリューヴァインや焼ソーセージの屋台も必ずあります。そのスパイスの香りは、ヴァイナハツマルクトの匂いと言ってもいいほど、市全体に立ち込めているのです。
 この匂いと寒さには誰も逆らえず、ヴァイナハツマルクトに来たら一度は、グリューヴァインのマグカップを両手で握りしめ、ふうふうしながらグリューヴァインを啜るのです。グリューヴァインは、赤ワインにレモン、シナモン、クローヴを入れて温め、砂糖で味を調えたもの。特にクリスマスの飲み物というわけではありませんが、寒いヴァイナハツマルクトには欠かせないものです。

 写真は、2003年のグリューヴァインのマグカップ。左がハノーファー、真ん中のブーツ型がニュルンベルク、右の紺地に白い図柄がローテンブルク。以前は使い捨て容器だったのが、陶器のデポジット制のカップになり、飲み終わって戻せばカップの代金が戻ってくるようになりました。しかし、街ごとに毎年絵柄も変わるので、後生大事に持ち帰ったというわけです。
 ちなみに、グリューヴァインは寒い時期には家庭で作って飲むこともあるようで、ティーバック型の袋にスパイスが詰められたものも市販されています。また、ハノーファーの歴史博物館の脇の広場では、最近どういうわけかフィンランド風のものが売られ、食べ物もサーモンなどがありましたが、そこの屋台のグリューヴァインにはブルーベリーが入っているそうです。

 なお、昨年も記したとおり、南部のカトリックの地域ならば、ヴァイナハツマルクトのどこかに、イエスさまご生誕のお祝いの場面を立像で表したクリッペがあります。親子連れなどの人垣を探せば、見つけられます。信仰が違うと、なぜこれほどクリスマスが大事なのか、ぴんと来ないかもしれません。しかし、クリッペを見つめる子どもたちの眼差しやそれを一生懸命に説明している母親の姿を見れば、どれほど大事なものかがわかります。
 もしいつか行く機会があれば、クリッペを忘れずに。グリューヴァインなど名前を忘れても必ず引っかかるものですが、クリッペはぜひ心に留めておいてください。
 クリッペについては、2006年12月25日のコラムをどうぞ。 

アドヴェント第4日曜日u.りんごの話

アルザス風りんごのタルト.JPG


 きょうは、アドヴェント第4日曜日。
 アドヴェンツクランツの灯すろうそくも4本になり、いよいよクリスマスまで2晩。
 シュトレンを作り終わって、久しぶりに自分のためのお菓子を作りました。アルザス風のりんごのタルトです。

 ドイツでは庭にりんごの木のある家も多く、りんごは非常に身近なくだもの。晩秋、ローカル線に乗っていると、日本ならば柿が目にとびこんできますが、ドイツではそれがりんごなのです。
 日本ではジュースというとオレンジジュースのことが多いものですが、ドイツではりんごジュース。食事中おとなはワインか水、子どもはりんごジュースが定番です。
 また、庭でたくさん獲れたりんごは、そのまま食べるだけでなくKuchenに使います。代表的なのが、縦に切れ目を入れた生のりんごを焼きこんだApfelkuchen(2006年9月19日コラムにて紹介)やいちょう切りのりんごを乗せて焼いた「おばあちゃんの」Omasapfelkuchen。それ以外にも、りんごにシュトロイゼルをふったStreuselkuchenやオーストリアでポピュラーなApfelstrudelアプフェルシュトゥルーデル、アルザス風のりんごのタルトなどもよく作られます。

 私は最後の2つも大好きなのですが、生地を伸ばす=生地に触れる作業があまり好きではないため、食べたいと思いながらも作らずじまいのことばかり。それが、ここ1ヶ月シュトレンをずっと作っているうちに生地を伸ばす作業に抵抗がなくなり、2週連続でタルトを作るほどになったのです。
 このりんごのタルトはほんとうに久しぶりですが、非常に記念すべきお菓子です。というのも、初めて作ったお菓子がこのアルザス風のりんごのタルトだったのです。そのときは冷凍のパイ生地を使ったものの、あまりのおいしさに自分でも感動し、それがお菓子を作るきっかけになったのです。
 ただ、タルトといってもパイ生地で、さっと煮たりんごにレーズン(きょうは黄色っぽいサルタナ種)を少しと卵と生クリームのソース。アーモンドプードルを使わないかるいタイプです。一口噛むと、りんごからカルヴァドスがじゅわっ、パイ生地がさくっ、そしてパイ生地のバターとりんごの酸味、それを包むほどよい甘さのソース。思わずにんまりです。
 実は、今週福岡のデザートフォレストさんの「チーズケーキ博覧会」に送ったお菓子が運送上のトラブルで全滅!という悲しい出来事があったのですが、少し心がかるくなりました。

 要はお菓子に機嫌が直ってしまう、単純な人間ですが、りんごの句を紹介しておきます。

 空は太初(たいしょ)の青さ妻より林檎うく  中村草田男

 りんごは秋の季語。句は、「空は太初の」と上五が字余り、そして中七の「青さ」で切れる少し珍しい形で、「そらはたいしょの」であるかないかぐらいに一呼吸おき、すぐに「あおさ」と続けて読んでから切ります(=一呼吸おく)。意味は文字どおり、太初を思わせるほど深々と青く晴れ渡った空のもと、妻からりんごを受け取ったという句です。
 「太初」という言葉からアダムとイヴに連想がはたらきますが、草田男自身の解によると、実際は終戦直後のインフレのさなか、久しぶりに見事な真紅のりんごをひとつ妻から手渡されたことがもとになっているそうです。また、「日本の再出発と共に私自身も一家を率いて再出発するのだと強く心中に期せずにはいられなかった」(中村草田男 『定本 俳句入門』)と記しているとおり、上からたたみかける名詞の連続によって句のリズムに緊張感が生まれ、先の本人の弁を知らなくとも、毅然とした何か決意のようなものが感じられます。
 句のきっかけを知らなければ、りんごを手渡す妻とそれを手に取る夫とを、晴れ渡った岩手山や岩木山などがくっきりと望める場所においてもいいと思います。自分でいちばんいいと思う景を思い浮かべる、それが俳句の自由なところ、愉しみのひとつです。

 最後に女性ならではの句を。

 林檎煮る母とし記憶されむことを  狩野 ゆう(『鷹』2000年2月号)

 

玄関のリース

リース 2007年①.JPG


 ようやく玄関のリースのご紹介です。

 リース自体は、アドヴェントの第1日曜に間に合うよう1日の夜作ってあったのですが、赤いりぼんを買いに行く暇がなく、結局ゴールドでよしとしました。

 昨年同様、ヒムロ杉に松ぽっくり、サンキライを使いました。ただ、アクセントが昨年は桐の実でしたが、今年は薔薇のような「ヒマラヤ杉」の松ぽっくりです。

 ヒマラヤ杉の松ぽっくりは、偶然仙台市内の公園で拾ったものです。仙台の街中の公園はヒマラヤ杉が多く、前々から拾える機会をうかがっていたのですが、思いがけず包装材料を買いに行った帰りに見つけたのです。
 それにしても、松ぽっくりなのに幾重にも花びらが重なった薔薇のようです。ヒマラヤ杉は杉と言ってもマツ科で、その松ぽっくりから俗にローズシーダーとも呼ばれるそうです。

 この松ぽっくりには感心することしきり。ぜひ、実物をご覧になってください。

 なお、昨年2006年のリースは、「購入について」のページに写真があります。そちらもぜひ!

シュトレンの大きさについて②u.Frau Munkのおもてなし

Stollen u. Engelchen ②.JPG


 シュトレンの大きさを確認していただくために、もう1枚写真を用意しました。
 どうぞ、参考になさってください。
 ちなみに、シュトレンの下に敷いているレースペーパーは、直径20cm。写真のシュトレンは、13cmより若干大きいのですが、出来やカットする場所により差が生じます。その点ご容赦くださいませ。

 今週は、アドヴェントの2回目の日曜日が過ぎたので、アドヴェンツクランツの灯すろうそくは2本です。
 一緒に写っている天使のろうそく立ては、クリスマスのプレゼント。ドイツの小学校で当時担当していたクラスの同僚の先生からでした。Frau Munk(フラウ ムンク)は美人でふだんからとてもおしゃれな女性ですが、お茶に呼ばれてびっくり。自宅もとても美しくコーディネートされ、そのテーブルにこれと同じ天使のろうそく立てがあったのです。さかんにかわいい、かわいいとhuebsch(ヒュプシュ)を連発したら、同じものをプレゼントしてくれたというわけです。
 
 当時おそらく40代後半の彼女は独身で、そのせいかあるいは仕事のせいか、お茶にお手製のKuchen
こそありませんでしたが、そのかわり、絞ったオレンジとブランデーが入った香りたかい紅茶とBratapfel(ブラートアプフェル)焼りんごのおもてなしでした。12月というのにドイツでは珍しくよく晴れた、風の強い日で、ドイツ人にはお決まりの散歩に付き合った後には、ほんとうに感動的な香りとおいしさでした。バニラのアイスクリームがとろっと溶けたあつあつの焼りんごに、オレンジとブランデーのゆたかな香り。再現しようにも同じ設定ができないせいか、なかなかあの真似はできません。

 なお、天使の置物はその後自分でもうひとつ買い足しましたが、最近はこのタイプは売られていないようです、念のため。
 

シュトレンの大きさについて ①

Stollen アップ.JPG


 これまでのシュトレンの写真は、ケーキセットの2枚にスライスしたものでした。
 こちらが8枚分にカットしたもので、1,365円(税込)です。先日金額の表示に誤りがありました。お詫びとともに訂正いたします。

 ネットショップにてご注文のお客さまは、シュトレン専用の買い物かご作成の時間がとれなかったため、かわりに「バナナのシュトロイゼルクーヒェン」をクリックし、かつ通信欄で「シュトレン」と明記をお願いいたします。まぎらわしい方法になり、申し訳ありません。
 先のコラムにて説明のとおり、「自動返信メール」ではシュトレンが反映されません。こちらで実際確認後お送りする「注文御礼メール」に、シュトレンのご注文が反映されます。どうぞ、そちらを確認くださいませ。

 なお、このシュトレンの価格は、お試し価格です。パン生地のお菓子はふだん全く作らないので、おっかなびっくりでしたが、味はどこに出しても恥ずかしくないと思っています。
 この写真では、たまたま切り口にレモンピールやオレンジピールが集まってしまっていますが、実際はレーズンの方が多く入っています。

  このように幅8cmに切るまえの全体の長さは、約28cm。日本のメーカーや輸入されているもののなかには、もっと小さなものがあります。しかし、私としてはこれよりももう少し大きく作りたいと思っているほどです。これには「白いおくるみの赤子イエスさま」というシュトレンの謂れも関係がありますが、ドライフルーツを混ぜ込んだ焼菓子は大きな型で焼いた方がおいしいという理由もあります。カレーやシチューは大鍋でたくさん作った方がおいしいものですが、それと同じことです。
 将来的には、ご希望があれば大きな1本の販売やこのオーソドックスな飽きのこないタイプ以外にスパイスが入ったもの、あるいはアーモンドが入ったものも作るかもしれませんが、市販品のような小さなタイプ1本の販売は考えていません。それより、このように多少大きなものをカットした方がおいしいと思うからです。

 どうぞ、この機会にお試しくださいませ。
 約8cm×約13cm×高さ約4cmにカットしたものをラップで包み、エージレスを入れて密封したものをお届けいたします。シュトレンは日持ちのするお菓子ですが、おいしく召し上がっていただける賞味期限は到着日を含め1週間といたします。開封後乾燥させますと、どうしても硬くなってしまいます。保存はラップにくるみ、常温で。どうぞ、お早めに。

シュトレンの販売について

『イエズス誕生』と花07年12月.JPG


 先日シュトレンの販売予告をしたところ、購入方法のお問い合わせをいただきました。どうもありがとうございます。

 今年は試行錯誤のため買い物かご製作の時間がとれず、「バナナのシュトロイゼルクーヒェン」で買い物かごを代用させていただくことにしました。少々面倒な購入方法になりますが、シュトレンご希望の方は、「バナナのシュトロイゼルクーヒェン」をクリックしていただき、かつ通信欄に必ず「シュトレン」とご記入ください。記入がない場合、「バナナのシュトロイゼルクーヒェン」になります。
 シュトレンの値段は、「バナナのシュトロイゼルクーヒェン」と同じ1,365円(税込)、
 大きさは8枚分=約8cm×約13cm×高さ(いちばん高い部分)約4cmです。
 なお、スライスはしていません。1cmほどにスライスしてお召し上がりくださいませ。

 また、1枚だけご希望の場合は、「ショコラーデンクーヒェン」をかわりにクリックし、必ず通信欄に「シュトレン」と記入してください。
 1枚の場合は、189円(税込)、大きさは約1cm×約13cm×高さ(いちばん高い部分)4cmです。

 お客様にはご面倒ですが、よろしくお願いいたします。当店では、ご注文後自動返信メールのほか、「注文御礼」のメールを送信しています。こちらを必ず確認くださいませ。シュトレンの記入があった場合、シュトレンのご注文はこの「注文御礼」メールに反映いたしますが、自動返信メールの段階ではシュトレンの表示は出ません。ご心配をおかけしますが、どうぞ「注文御礼」メールを確認くださいませ。

 シュトレンの発送は、12月23日(日)までとさせていただきます。
 ネットショップのその他のお菓子の発送は、12月30日(日)までです。

 写真の絵は、西原直子さんのパステル画『イエズス誕生』です。そもそもクリスマスは、サンタクロースが来る日ではなく、キリストの生誕を祝う日。だからこそ、クリスマスの4回前の日曜日から物心ともにクリスマスを準備する期間(アドヴェント)が始まるのです。
 「白いおくるみに包まれた生まれたばかりのイエスさま」とはシュトレンのかたちの由来。それを食べるなんて…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、カトリックにはもともと、ミサにパンとワインを神父さまから受ける儀式があります。いまはワインは略され、パンも必ずしもパンではなく代用品のようですが、これにはパンとワインによって、キリストの血と身体とを授かるという意味があるそうです。それを鑑みると、白いおくるみ姿のイエスさまとも言われるシュトレンをいただくことも奇異なことでもないと思います。
 なお、クリスマス当日にシュトレンをいただくかと言うと、家庭によるでしょう。カトリックの家庭では食後トルテ(デコレーションケーキ)をいただきました。

アドヴェンツクランツとシュトレン

アドヴェンツクランツとシュトレン2007(ヨコ)①.JPG


 ようやくアドヴェンツクランツを作りました!

 正確には、クランツというより、クランツ状に4本のろうそくとグリーンの葉を挿したものを並べただけのものですが、ドイツではクリスマス前のアドヴェントの時期、玄関に飾るリースだけでなく、このようにろうそくが4本並んだリースを 卓上に用意し、お茶や食事の際にろうそくを灯すのです。

 灯すろうそくの数はまずアドヴェントの1週めに1本 、2週めに2本と、アドヴェントの日曜を迎えるたびにふやしていきます。だんだん灯すろうそくがふえてくると、クリスマスもすぐそこというわけです。

 この時期ドイツでは、非常に夜明けが遅く、明るくなるのは8時半すぎ。授業が始まっても最初のうちは暗いのですが、3時をすぎるともう暗くなり始めます。そんななかで、ろうそくの火は目にも暖かく、アドヴェントの時期でなくても、お茶の時間にはろうそくを灯すことがよくあります。

 いずれにせよ、照明よりもろうそくが好まれるお国柄。ろうそくやろうそく立ても色や種類が豊富ですが、アドヴェンツクランツのろうそくは、キリストの血を表す赤または純潔を表す白のことが多いようです。私も、ドイツトウヒの枝に赤いろうそくの組み合わせがいちばん好きですが、どちらも手に入らず、グリーンはセッカン杉と庭のヘデラ、白いカリフラワーのようなものはライスフラワーを使いました。
 
 一緒に写っているのは、シュトレンです。できあがりは30cmほどですが、このように1cmほどにスライスしていただきます。そもそもシュトレンは、白いおくるみに包まれた赤子のイエスさまのかたちとも言われるもの。それらしく見えるようにもう少し大きくしたかったのですが、日本製の一般的なものよりは大きいと思います。販売は、スライスしたものとある程度の大きさの塊のものとを用意する予定です。実店舗ではケーキセット、もしくは食後にお出ししています。ネットショップではいましばらくお待ちくださいませ。

 なお、昨年もアドヴェンツクランツを作りました。そちらもぜひ。
 

アドヴェント第1日曜日・実店舗12月予定

セッカン杉とヒムロ杉.JPG
 

 きょうはいよいよアドヴェント(待降節)第1日曜日。
 
 実店舗は、7月より木・金・土のみの営業で、水・日はご予約の場合のみとさせていただいていますが、12月は日曜も11:00~17:30(ラストオーダー)の間、営業することとしました。
 年内の営業は、12月23日日曜までです。
 お茶の場合はご予約は不要ですが、ランチにはご面倒ですがご予約をお願いいたします。ただし、23日はランチ自体行いません。悪しからず、ご了承くださいませ。
 なお、いちごを使ったいわゆるクリスマスケーキは、用意していません。
 
 ドイツの家庭では、クリスマスを物心ともに準備をするアドヴェントの間、お茶の時間にはStollenシュトレンを少しずつ毎日のようにいただきます。シュトレンは、パン生地にドライフルーツをたっぷり練り込んで焼いたお菓子。レーズンやレモンピールなどが入ったオーソドックスなものから、ナッツやスパイスを加えたものやマジパンをはさんだものがあります。
 しかし、私の好きなタイプは、毎日いただいても飽きないオーソドックスなシュトレン。スパイスが入ったものは目先を変えるにはもってこいですが、ドイツではこの時期シナモンやカルダモンなどを使った様々なクッキーもあるので、シュトレンにまでスパイスが入っていると少々過剰な感じが否めません。また、マジパンはどうも好きになれず、結局レーズンとレモンピール、オレンジピールだけのシンプルなものに落ち着くのです。

 「モミの木」でも例年、まず衒(てら)いのないオーソドックスな味を知っていただきたいとドイツからの輸入品を用意していましたが、今年は作りました!もう10数年は毎年食べているものより、少々小振りになってしまいましたが、味はそれに近いものになりました。
 このシュトレンは、2枚スライスしたものを紅茶または珈琲とのセットで840円(税込)です。
 ネットでの販売は、いましばらくお待ちくださいませ。
 
 写真は、「今週の花」に、昨夜作ったリースの残りのセッカン杉とヒムロ杉とを加えて、ボリュームを出したもの。
 玄関のリースは、改めて、お天気のよい日の写真をご覧にいれたいと思います。乞うご期待!です。