臨時休業
大変申し訳ありません。
急ですが、本日は都合によりお休みさせていただきます。
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大変申し訳ありません。
急ですが、本日は都合によりお休みさせていただきます。
1週間ほど前からようやくバイカウツギが咲き始めました。
今年は去年より花数が多いのですが、アブラムシが付き、ところどころ葉が落ちてしまいました。
また、バラにも毛虫が付くようになり、一度に5匹捕獲したことも。
花の盛りは虫の時期。しばらく虫との闘いが続きます。
パウンドケーキ1本のラッピング例です。
お値段は、ラッピングなしの場合1,470円(税込)ですが、箱入りの場合は1,680円(税込)です。
ネットショップご利用のお客さまは、ご面倒ですが、専用の買い物かごがないため、
ラッピングなしの場合は「旬のシュトロイゼルクーヒェン」、
箱入りの場合は「ケーゼクーヒェン(チーズケーキ)直径12cmタイプ」をクリックし、
通信欄にドライフルーツのパウンドケーキか、バターたっぷりパウンドケーキか、ご記入くださいませ。
先日贈り物用に箱入りのパウンドケーキのご注文をいただきました。
パウンドケーキ類は時間があるときに作るだけなので必ずしも店頭にあるわけではないのですが、1枚ずつカットしたものにエージレスを入れて小売りしています。このようにカットしないものもご用意できますので、ご希望の方は予めご連絡くださいませ。
写真は、Fruechtekuchenフリュヒテクーヒェン、ドライフルーツとくるみのパウンドケーキです。
冬の間は生地よりもドライフルーツをたっぷり入れ、シナモンの香りも加えた食べごたえのあるタイプを作りますが、いまの時期はオーソドックスな配合で、シナモンも入れていません。
家族揃ってのお茶が大切にされているドイツでは、お菓子も家で作りますが、主役は季節のくだものを焼きこんだKuchen。しかし、生のくだものを使わないパウンドケーキは日持ちがいいので、脇役ながらもよく常備されています。この日持ちのする点や甘さがあるところ、また古くから作られてきたことや大人向けということから、言うなれば、日本の羊羹のようなお菓子でしょうか。
定番は、ドライフルーツのパウンドケーキやレモンのすりおろしを入れたものですが、このようなパウンド型ではなく直径26cm前後のクグロフ型やエンゼル型で焼かれることが多いと思います。私も火の通りのよさとその形からクグロフ型で焼く方が好きなのですが、やむなくラッピングしやすいパウンド型で作っています。
1本の重さは、約400g。だいたい9カット分です。
お値段はドライフルーツのパウンドケーキ、バターたっぷりパウンドケーキとも1本、1,470円(税込)。
箱入りで1,680円(税込)です(カットする手間がかからないので、その分お求めやすくしています)。
飲み物は、珈琲、紅茶どちらにもおすすめです。また、ダージリンと合わせてもおいしくいただけますが、飲み物にはまず砂糖を入れずにお試しくださいませ。
ネットショップでご希望のお客さまは、現在パウンドケーキ専用の買い物かごがありませんので、かわりにラッピングなしの場合は「旬のシュトロイゼルクーヒェン」、箱入りの場合は「ケーゼクーヒェン(チーズケーキ)直径12cmタイプ」をクリックし、必ず通信欄に「ドライフルーツのパウンドケーキ」「バターたっぷりパウンドケーキ」とご記入ください。
ラッピングは、次の写真を参考にどうぞ。
最近バスに乗っているとき藤が咲いているのを見て、ここ仙台でも育つことにようやく気がつきました。そこで散歩に出たわけですが、西の雑木山にもちゃんとご覧のとおり藤がありました。
高校時代藤が垂れ下がる遊歩道をくぐり抜けるように自転車で通っていたので、何となく暖かいところのものだと思っていましたが、考えてみれば藤も落葉樹。冬、葉を落として休眠すれば、寒くても何とかなるのでしょう。木があったのは、ちょうど1本だけ花が白いサクラを見つけたあたりでしたが、そのときは花も葉もなくて全く気がつきませんでした。
自生する藤はほかの木にからみつきながら伸び、奔放そのもの。藤棚に仕立てられたものとは違い、夕暮などは凄みがありそうでした。
咲き始めのヤマボウシを見つけました。
ヤマボウシは、葉の間から軸を伸ばし、ちょうど葉の上に覆いかぶさるように咲く楚々とした白い花も、花の後に垂れ下がるさくらんぼほどの実も、札幌の北大植物園で見て以来大好きでしたが、咲き始めの花は、このように色も白というより緑がかり、花びらも細いことを初めて知りました。
しかし、図鑑で調べると、私が長年花だと思い込んでいた白いものは花ではなく、総苞(そうほう)というもの。本当の花は、4枚の白い総苞の中央に球状に集まった小さなもので、花の芯のように見えるものだったのです!
このか細い総苞がそれぞれ重なるほど大きくなり、色も真っ白になると、楚々として、それは美しいものです。ヤマボウシの美しい姿が見られるのは、6月ごろ。梅雨の始まる前、紫陽花が色づく前の楽しみです。
きょうは、風薫る5月らしいお天気に恵まれました。
それでも庭のバイカウツギはまだ蕾のままですが、公園のタニウツギが咲き始めました。
タニウツギのピンクには人工的な感じを受けますが、もともと日当たりのいい山野に生える落葉樹で、北海道および本州の日本海側に見られるそうです。
どうりで、数年前行った新潟の弥彦山でよく目にしたわけです。高さは2mほどにすぎませんが、何しろこの色ですので山の木々に埋もれず、よく目立ちました。タニウツギにしてみれば、山のなかで生き抜くため、高さではなく花の色で勝てるよう進化した、ということでしょう。
ちょうど時期は5月の下旬で、朴(ホオ)の花も盛りでした。ホオノキは、高木として生きる道を選んだ木で高さ30mにもなり、長さ45cm幅20cmほどの葉の真ん中に乳白色の大きな花を守るように咲かせます。その大きな朴の花にも負けぬ花の色。小さいながらもタニウツギ、あっ晴れでした。
なお、ホオノキについては、「朴落葉鬼の出歩く音すなり」という木村照子さんの句を紹介しています。去年の11月27日のコラムです。そちらもどうぞ。
橡(トチ)咲くや蜂蜜を売る峠口 倉垣和子(『鷹』2000年8月号)
今年は早くも咲きそうな気配だったバイカウツギですが、寒さがぶり返したせいで、いまだ蕾のまま。
一方、山の木々が花の時期を迎えました。
すでにナナカマドは白い花が終わりですが、トチノキはいま葉の軸の付け根から15cmから20cmほどの円錐花序を天上に向かって伸ばし、燭をかかげたような姿。写真では真ん中がトチノキ、その上の葉の間から円錐形の花序が見えますが、おわかりいただけるでしょうか。花は黄みをおびた白の小花で、歳時記にも「蜜がたくさん出るので蜜蜂があつまる」と記述があります。
実際トチノキのハチミツがあるのは掲句を読んで初めて知り、以来一度口にしたいと思いつつ、いまだ実現していません。染色家なら花が咲く前の枝を煮出し、その色を取り出すことによって、木の精と言うべきものに出合うのでしょうが、凡人は実や蜜を味わうほかない。そんなことを買い物の口実にしながら、トチノキのハチミツを待っています。
なお、マロニエはセイヨウトチノキのこと。確か4月下旬スイスのバーゼルにアルノルト・ベックリーンの絵を見に行ったとき、ちょうど並木のマロニエが満開でした。
トチの花が終わると、むせるような匂いの栗の花と続きます。
葉をつけているだけと思っていた木々にも花が咲く、そんなことも寒い土地に住んで落葉樹を目にしてからやっと気がつきました。
いまは刻々と木々が姿を変える時期。どうぞ、私の散歩にお付き合いくださいませ。
現在ネットショップでご注文を受けている旬のシュトロイゼルクーヒェンは、5月中旬まで「いちご」ですが、それ以降でもいちごが入手できれば作ることができます。
いちごをご希望の場合、どうぞお問い合わせくださいませ。
また、実店舗では、ネットショップの旬のシュトロイゼルクーヒェン以外のものも製作しています。いまの時期よく作るのはアプリコットやブルーベリーです。特にブルーベリーにふりかけたレモン汁が、私の頭痛によく効くので、頭が痛いときにはよく作っています。
今回実店舗のお客さまにいちごとブルーベリーのシュトロイゼルクーヒェンをそれぞれ4カットずつご注文をいただきました。
ネットショップご利用のお客さまからも、2種のシュトロイゼルクーヒェン4カットずつのご希望があれば対応が可能です。写真のシュトロイゼルクーヒェンは、直径18cmの焼型で焼いたものを1/8ずつにカットしたものですが、直径18cmの半分、4カットがちょうど直径12cm1ホールに相当します。
お値段は、2種のシュトロイゼルクーヒェン4カットずつで税抜2,800円(税込2,940円)です。
賞味期限は、刃を入れるためホールのものより短くなり、翌日配達区域で到着日を含め3日間、翌々日配達区域は到着日を含め2日間です。
2種4カットずつご希望の場合は、直径18cmを1ホールご注文いただき、通信欄にご希望を記入くださいませ。
可能な組み合わせは以下のとおりですが、バナナのシュトロイゼルクーヒェンは他と大きく風味が異なるため、直径12cmか直径18cmのホールにてご注文をお願いいたします。
*いちごとブルーベリー(5月末ごろまで)
*いちごとアプリコット(同上)
*さくらんぼとブルーベリー(6月ごろ~7月中ごろまで)
*さくらんぼとアプリコット(同上)
*アプリコットとブルーベリー
なお、ドイツでシュトロイゼルクーヒェンと言えば、りんごや生のプルーン、アプリコットのほか、けしの実が定番かと思いますが、バナナといちごは全く当店のオリジナルです。
ドイツのいちごのお菓子と言うと、タルト生地にカスタードクリームを敷き、その上にごろごろ生のいちごが乗ったものが私の大好物。あるとき、あんまり気前よくいちごが乗っているので数えてみると、大きなものが8つもありました!
この時期ドイツに行かれる方、ぜひとも、ホワイトアスパラガス(シュパーゲル)といちごのタルトをお試しください。ほんとうにおすすめです。
最後になりましたが、このシュトロイゼルクーヒェンは、タルトではなく、まわりにタルト生地も使っていません。くだものが上に乗っているせいか、写真ではタルトのように見えるらしいのですが、生地も一般的にタルト生地のなかに敷くものとは違います、念のため。
頁の上みどり走りて植田過ぐ 細谷ふみを(『鷹』1999年9月号)
サクラの早かった今年は、クロッカスや水仙などほかのものも花が早いようです。
西側の窓辺のバイカウツギも、例年5月の終わりから6月初めにかけてが花の時期ですが、すっかり緑が濃くなり、蕾が目立つようになりました。
もしかしたら来週あたり花が見られるかもしれませんが、花はまだでも窓辺や壁がみどりがかって見えるほど。このバイカウツギのみどりを目にするたび、冒頭の句が浮かぶのです。
東京を離れる列車。窓側に座って本を開いていると、ページの上にさっとみどりが流れていく。それまで並んでいた家々が途切れたのでしょう。ぱっと明るくなって、本から目を上げると、いちめんの植田。
そんな景も東京からかなり離れないとなかなか見られません。私が育った静岡でも、田んぼは網の目を塗りつぶすように宅地に変わり、東海道線に乗って田んぼが見えるところも限られています。
小さいころは田んぼに水が入るとカエルの卵やおたまじゃくしばかり探していたので、記憶に残っていたのは、稲や植田全体の眺めよりも、墨の色をした田の土の色や植田を流れるさざなみばかり。最近田植えが終わった田んぼを見たこともなかったので、はたして、まだ幼い稲が植わったばかりの、すかすかの田んぼが緑に見えるのだろうか、そう思っていたところ、偶然、田植えが終わったばかりの田んぼが緑に広がるのをテレビで見て、掲句に納得しました。
ところで、以前にも触れましたが、すぐ近くに田んぼがあります。坂を下った土地なので全く見えませんが、今年も連休中田植えが行われたようで、庭でも西の小山のウグイスの鳴き声とともにカエルの声が聞こえてきます。
心していれば、居ながらにして十分自然が楽しめるところです。帰り際、ほんの少し耳を澄ませてみてください。ホトトギスの声も聞こえるかもしれません。
なお、窓辺に置いているのは、ドイツで買ったブラートアプフェル、焼りんごを作るときりんごを入れる器です。私はもう一つ、フリースラント製の茶色のタイプも持っていますが、これを窓辺に置いているときは「りんごのお菓子あります」というしるし。りんごを焼くと汁気が出て、焼型が汚れるので、どちらのブラートアプフェルも使っていません。
よその洋菓子店であればいちごが大事なのでしょうが、私にとってドイツのふだん家で焼いていただくお菓子と言ったら、何と言ってもりんごのお菓子。いくら日本のフジで作ってもゴリゴリした食感と味のせいで美味しくありませんが、やわらかで、風味・酸味のある紅玉で作ると非常に美味しいものです。
紅玉がもうすぐなくなるので、このブラートアプフェルもそろそろ仕舞う時期です。いちごも「さちのか」がなくなって、いまは「とちおとめ」でシュトロイゼルクーヒェンを作っています。しかし、もうすぐさくらんぼの時期。佐藤錦でお菓子は作りませんが、アメリカンチェリーが楽しみです。
パンにバタたつぷりつけて春惜しむ 久保田万太郎(1889~1963)
ようやくルバーブのジャムを作りました。
この時期ドイツで出回るルバーブは、フキのように茎をいただく植物。しかし、フキのような独特の香りはなく、そのままでは酸っぱいので、赤みがかった茎は筋をとりざくざく切って、コンポートやジャムに煮るのです。
ジャムはルバーブだけで作ることもありますが、酸味のあるくだものを合わせるのも美味しいものです。
今回は、りんごと煮て最後にカルヴァドスで香りをつけたもの(写真左)といちごと一緒に煮たもの(写真右)です。
写真のパンは、カイザーゼンメル。半分に切ったものにクリームチーズを少し塗っていますが、ドイツ人ならば、これでもかと言うほど分厚いバターをパンに押しつけるように塗りつけていただくはずです。冒頭の句の「たっぷり」とはせいぜい写真ほどの量だと思いますが、ドイツ人のバターの量と言ったら日本人の常識をはるかに超え、厚さも1cm近くはありそうなくらいです。
ときどき、ドイツの家庭でも、旅行で泊まったホテルのようなイングリッシュスタイルの朝食だと思っている方がいらっしゃいますが、平日はパンにバターを「たっぷり」塗りつけたものにジャムやはちみつなどを塗っていただくだけです。それ以外は飲み物だけで、まれに半熟卵やヨーグルトが加わりますが、ホテルと家庭が違うのはドイツも日本も同じ。エネルギーはバターからとると言わんばかりにバターは食べますが、朝からハム・ソーセージは週末のブランチ以外は滅多にいただきません。
パンは、ふだんは買い置きのライ麦パンのかたまりをその都度家でスライスしていただきます。カイザーゼンメルなどプチパンはパン屋が近くにあれば毎朝買いに行きますが、私が2軒目にお世話になった家では週末のみ。ライ麦パンは日本人では苦手な方もいらっしゃいますが、その酸味がジャムやハムの味を惹きたて、チョコレートスプレッドとの相性のよさも日本の食パンとは比べものになりません。また、薄いライ麦パンの腹持ちのよさも驚くほどです。
なお、ライ麦パンはふつうトーストしません。トーストするとバターが溶けて、べたべたになり、バターが美味しくなくなります。トーストしないパンにバターをたっぷり塗って食べていると、パンはバターの土台のような気がしてきますが、ドイツのバターは無塩の発酵バターで、日本の一般的なバターとは味も香りも違います。
冒頭の句は、ハルピンのロシア料理店での作だそうです。ロシアでもライ麦パンを食べるようですが、このパンはどんなものだったのでしょうか。とまれ、この句の特殊な状況に囚われない方が、春を惜しむにはよいと思います。
と言うのも、朝寝が気持ちのいい春も終わりのころ、ゆっくり起きて、外の緑を眺めながら、ゆったりパンと飲み物を楽しむ。鳥のさえずりも聞こえてくるでしょうが、昼食か夕食に訪れたロシア料理店では、にぎにぎしく、どうしても関心が料理や会話に行ってしまい、ゆったり行く春を惜しむのは難しいような気がします。
最後に、春を惜しむ句をもうひとつ。
おもひきり怠けて春を惜しみけり 武田新一(藤田湘子『男の俳句 女の俳句』)
怠けるにもいろいろで、朝寝を楽しむのも、さえずりに誘われて歩くのも、あるいは物思いにふけったり、好きなことに気のすむまで現をぬかすのも怠けることになるでしょうか。おもいきり怠けて春を惜しむ、俳人らしくて思わず破顔一笑ですが、春を惜しむにはいちばんかもしれません。
5日は立夏なので、暦どおりに春を惜しむのも難しいことですが、連休後半、どうぞ楽しくお過ごしくださいませ。