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冬に入る

黄色のユリとリンドウ.JPG


 ここ数日ぐっと冷え込み、天気も秋晴れが一転。
 一日のなかでも晴れていたと思えば暗い雲が広がり通り雨、それからまた日が射して…と変わりやすくなりました。
 立冬も前ですが、ここでは山のような天気になると冬です。
 そろそろ、今年はStollenシュトレンの準備をしなくては!

 さて、今週は、先週のトルコキキョウを活かして、黄色のユリと紫のリンドウを追加。背景にはユリに負けないよう、キイチゴの大きな葉を入れました。
 リンドウはいちばん外側の花びらには赤みを帯びた茶がさしているので、となりの赤のリューカデンドロンにも違和感がなく、全体のなかに溶け込んでいるようです。

  

もみじの当たり年?

黄色のバラとトルコキキョウ.JPG


 すっかり遅くなってしまいましたが、先週の花です。
 黄色のバラとトルコキキョウを前面に、白のアスターとアップルミントを中間に配し、奥に赤い葉物・枝物をまとめました。

 ところで、お客さまの話でも今年は黄葉がきれいだそうです。
 西側の公園ではトチノキの黄葉は多くが散り始めましたが、小山のコナラの色づくのはこれから。去年は褐色でしたが、今年は黄葉になってくれるでしょうか。楽しみです。


秋景点描④ねこ

ねこ.JPG


 公園で下ばかり見て歩いていたら、何と「ねこ」まで発見してしまいました!
 しかも、首輪もなく、飼い猫がひとりで散歩なり脱走したのとは様子が違う、「捨て猫」です。
 いままで、ひとりで生きていく術を見につけた野良猫は見たことがありましたが、捨て猫なるものは初めて。まだ幼い、本来ならば、以前紹介した「木犀や木臼の中に猫仔猫」(吉沼等外)のようにしあせな時間を過ごさせてやりたいような子ねこです。
 ちょうど帰りがけに、6月ピンクの小花を咲かせるウツギの幹の下のほうに、何か白い綿のようなものを発見。何かと思って近づいてみると、子ねこがウツギの幹を摑んでいたのです。白い綿のように見えたものは、その前足でした。
 どうしたものかと思いながら、食べ物商売をしているかぎり生き物は飼えません。そのまま帰りましたが、公園に散歩に行ったら今度はねこが転がっていた…というのも怖ろしいこと。どう考えても、あのねこが自力で冬を越せそうにないのは明白です。
 そこで、地縁も血縁もない仙台で私が唯一知っている、ねこ好きで一軒家に住んでいて、いま1匹も飼っていない知人に何とかしてほしいと思い、翌日見に行ってみると姿が見えません。探してみましたが、見当たりません。どうやら、なかなかの器量よしなので、貰い手がいたのだと楽観的に解釈しています。
 ところで、俗に猫はよく眠るので「ねこ」、蛇をとる猫を「へこ」とも呼ぶそうです(『鷹』2003年7月号 市川葉「季語を歩く・37」)。葉さんによると、夏生まれの猫は蛇をとるからと、貰い手がなかなかつかなかったそうですが、あの子ねこもそうした理由でひとり公園で自分の生死を運にまかせるはめになってしまったのでしょうか。
 とまれ、子ねこの幸運を祈ります。

秋景点描③きのこ

きのこ.JPG


 先日散歩でトチの実を拾いましたが、この時期は黄葉のほか松ぼっくりやどんぐりも散歩の目当て。
 ついつい下ばかり見て歩いているので、こんなきのこも見つけました。

 きのこは大好きでも、自分できのこを採ろうなどと大それたことは考えていませんが、革をなめしたような光沢のある傘の色つやと、しまった傘のかたちとに惹かれて、写真に収めました。
 図鑑を見ると、チチアワタケというきのこに似ているような気がしますが、いかがでしょうか?ちょうど、松ぼっくりを探していた松がかたまって植えられているところにありました。何しろ素人なので、引き抜いて「つぼ」の有無を調べたり、傘の裏を観察するようなことはしていませんが…。

 ところで、きのこはドイツでもよく食卓に上ります。もっぱら、ホワイトソースやブラウンソースのなかに入れたり、バターでソテーし、塩・こしょうで味付け、パセリを散らしていただきます。
 一度ハイディーとヴァイナハツマルクトに行ったとき、屋台でオリーヴオイルとにんにくとを使ったシャンピニオンのソテーを食べたことがありました。あつあつのオイルににんにくの風味がきき、シャンピニオンの歯ごたえもよく美味しかったのですが、ドイツではにんにく嫌いの人がわりに多く、イタリア料理を食べに行って、わざわざにんにくは入れないよう頼む人もいるほど。日本ではそんな人は見たこともありませんが、何を隠そう、ハイディーの夫のペーターもそんな1人。それで、この日はペーター抜きでスペイン風シャンピニオンソテーを堪能、というわけでした。

 なお、今年は、8月の長雨のせいで、宮城県では毒のあるものもないものも天然物は不作だとか。
 とは言え、きのこ狩りに行かれる方、どうぞお気をつけくださいませ。

秋景点描②トチノキの黄葉

トチの黄葉③08.10.13.JPG


 きのう拾ったトチの実の写真にはトチノキの落葉も写っていますが、すでに茶色に変色していました。
 しかし、落葉していないものは、ご覧のとおりの黄葉。
 私にとってトチノキは珍しい木なので、毎年写真を撮っていますが、今年のものがいちばん鮮やかかもしれません。
 西の小山の色づきはまだ1月ほど先。早くも黄葉が楽しみです。

秋景点描①トチの実

トチの実08.10.13.JPG


 かばかりの栃の実拾ひ何せんや  倉野 萌(『鷹』2001年1月号)

 きょうは雲ひとつない快晴。
 久しぶりに目の前の公園に行くと、カツラはすでに黄葉が散りはじめ、すっかり落葉してしまったものもありましたが、トチノキはちょうど黄葉の見頃のものと始まったもの、そして散り始めのものとが混じっていました。
 写真は、トチノキの足下で見つけた実。トチの実は、北大植物園のライラックの並木の北側に植えられていたトチの実を見ていたので知ってはいましたが、その実を擂って練り込んだ栃餅があると知ったのは俳句を始めてから。食べられるものならぜひ…と思っているのですが、まだ口にしたこともなく、手間がかかると言う渋味を抜く方法も知りません。
 しかし、一度隣の公園で実だけでも見てみたいと思い、秋口の葉のまだ青いうちから実がなっている木を探していたのです。そしてきょう、落葉のなかに発見!栗ほどの大きさの実が、硬い殻から姿を現していました。ありがたく、片手に持てるほどいただいてきました。
 冒頭の句の作者の倉野さんも、珍しさに小躍りし、思わず拾ってみたのでしょう。しかし、拾った実を持って歩いているうちに、「どうしよう?」と思案してしまったのでしょう。私もトチの実の味には興味がありますが、食べる術も知らないので、今回はアドヴェンツクランツの材料にしようかと思っています。

紅葉と紅玉

ドウダンツツジの紅葉とカーネーション.JPG


 今週は、すでに始まった紅葉に合わせて、紅葉したドウダンツツジの枝を使いました。
 ドウダンツツジは春はいち早く芽吹き、みずみずしい緑も何とも言えませんが、その紅葉もナナカマドやイロハモミジと並んでたいへん美しいものだと思います。札幌に住んでいたとき、近くにドウダンツツジが斜面一体に植えられているところがあり、その斜面が真っ赤に染まると息を呑むほどでした。
 ただ、これは栽培物のため本物の目の覚めるような朱色や赤には遠く、黒みがかった赤です。
 ほかは、ドウダンツツジの紅葉に合わせたピンクのカーネーションと赤のドラセナ、背景にきいちごとアップルミントヘデラ、アクセントに紫のハイブリットスターチスを使っています。
 
 ところで、10月に入ってようやく「紅玉」が手に入りました。紅葉ばかりかこの「紅玉」にも、秋の深まりを感じます。

黄葉と紅葉が始まりました!

ヘンリーヅタの紅葉08年.JPG

 きょうから早くも10月。
 と言っても、最近の朝晩の冷え込みは、私にとっては11月も後半なみ。
 西側の公園では、9月の下旬から、先陣を切ってカツラやトチの黄葉やハナミズキの紅葉が始まっています。
 鉢植えのヘンリーヅタもご覧のとおり。
 コナラはまだ青々としていましたが、ドングリを拾いました。
 美しい黄葉・紅葉には寒暖の差が欠かせませんが、風邪など召されませぬように…。