S-style(エス・スタイル)に紹介されました!u.絵の話
きのう一昨日の雨で、西側のユリノキの黄葉もだいぶ落ち、巨大なペンペン草のように葉がまばらになってしまいました。
写真は、先週の西側の並木ですが、こちらはまだ紅葉が少しすすんだ程度です。
きょうは、毎月25日発売の『S-style』さんに紹介していただいたお知らせです。
78ページの「お散歩手帖」のコーナーです。
『S-style』よりまだ「タウン情報」のほうがピンと来るとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、『S-style』さんは仙台の老舗情報誌です。
以前開店直後の2005年2月号の「TOP NEWS」のコーナーで紹介していただきましたが、今回は「モミの木」がある寺岡とその北側の紫山界隈の紹介。上の写真のように、散歩にはうってつけの場所です。
『S-style』さんには、お店紹介のほか、映画やチケット情報、ホテル・デパートのイベントや展覧会情報などもあります。
今月号では、大好きなクレーの展覧会の県美術館での日程をチェックできました。今回のクレー展は、佐倉(千葉)の川村美術館での開催の予告を知り、東京に行かなきゃ!と思っていたところ、こちらでも見れるとわかり、首を長くしていました。特に、今回は、私がいたハノーファーのシュプレンゲル美術館のものとデュセルドルフの美術館のものが中心のようです。滞在中もシュプレンゲルにはクレーを見に何度も通いましたが、その後もハノーファーに行くたびに必ず寄っていました。懐かしい人に会いに行くのを待っている、そんな気分です。
ところで、今回ご紹介していただいた写真の奥にも見えますが、いちばん奥のテーブルの向こうにコバルトブルーが印象的なリトグラフがあります。タイトルは「夜のサーカス」、ベルリン在住の女性ユタ・フォテラーの作品です。(作品は、このコラムの初回「どうして私がモミの木のオーナーに?」の写真にも見えます。)
コバルトブルーの夜、煌々と輝くサーカスのテント。なかには駱駝や象が見えますが、テントにはいろいろな星の模様がパッチワークのように織りなされています。あたかも、サーカスの一座がさまざまな土地で見た星の断片のようです。サーカスのテントには、一座が旅した土地の星まで付いてくる。
そんな夢想を誘われ、どことなくクレーを彷彿させられます。そのことを版画家本人に会ったとき口にしたところ、驚いていましたが、クレーは好きな画家だそうです。
また、「モミの木」では、壁面上部にピクチャーレールを施し、上記の「夜のサーカス」のほか、松浦敏夫のリトグラフ「ノルマンディーの家」、ふらっと寄った銀座の画廊でぱっと買った西原直子のパステル「イエズス誕生」を掛けています。お茶を楽しむドイツの家庭のような空間にしたいので、美術館やギャラリーにふさわしい「むずかしい」作品はありません。「モミの木」にいらしてもなかなか奥のリトグラフまで…というお客さま、一度ゆっくりご覧になってみてください。特に、大きな「夜のサーカス」は細部が楽しい作品です。
なお、パウル・クレー展は、県美術館で12月10日まで。どうぞ、お見逃しなく!